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『ジャージの二人』
長嶋 有
集英社 1500円
12月15日発売予定
仕事が嫌いなフリーカメラマンの父と、会社を辞めたばかりの主人公「僕」が、軽井沢のオンボロ山荘で過ごす1週間を描いた表題作と、その翌年、「僕」の妻と、父の3度目の妻の娘が入れ替わりに僕らに加わる『ジャージの三人』の2編を収録。うまくいっていない夫婦関係、経済的不安、それらを日常的に背負い、社会からの隠遁を求めて山荘に来ている父と「僕」だったが、ここでの二人のやりとりはおかしみがあふれていて、温かい空気を醸し出している。不思議な家族小説の傑作。装画は大島弓子。
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