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2004年12月05日
『BOOK OF THE YEAR 2004』特集編集後記2
編集部において使われる場合、“生き地獄”という枕詞が必ずつくBOOK OF THE YEARですが、今年もその名に恥じない惨事が果たして起きるのでしょうか? そんな恐怖感がまずありました。毎年、参加した若人(であったり、そうでなかったり)が、必ず倒れるとされる、血塗られた企画です。去年の担当は、電車の中で倒れたそうです。おととしの担当は病院に担ぎ込まれたそうです。その前の担当は3キロのダイエットに成功したそうです。
ここまで恐ろしいジンクスがあるのなら、僕の身にもなにかあるかもしれません。年末進行を前に倒れることの恐ろしさ。考えただけで目、鼻、口から血が吹き出しそう。……やっぱ悪いことは考えちゃダメ。そんなことだから、買ったばかりの定期を落としちゃうんだ、同じマンガを二冊買っちゃうんだ。レッツポジティブシンキング!いいことだけ考えれば、豚丼だっておいしく食べられるし、万馬券があたるし、ナマモノにあたるし、知らぬまに身長が180cmに伸びるかもしれないし、メガネの美少女と出会えるはず!(妄想は常習性がありますので、一日三回まで)
かくも大きな覚悟を必要とした企画だったわけですが、幸いにも、倒れたり、精神に異常をきたすことなく(そう思っているのは僕だけか?)終えることができました。体重は増加しましたが。
後はミスさえでなければ……。
前置きが大層長くなりましたが、本筋に入りましょう。
今年のブックオブザイヤーで私が分担したのは、本読みのプロが語る今年の3冊。24人の本読みのプロにそれぞれ3冊ずつ本を紹介していただく企画です。皆さんの紹介文の素晴らしい事! 読むたびにその本を手にとってしまうので、仕事が滞りがちでした。ただ、コミックの分野では、私の読んでいない作品が6冊も挙げられていて、自分の不明さに、悔しさがこみ上げ、いつもはヨダレで濡らす枕もその日ばかりは涙で濡らしました。立派なマンガ読みを目指して、一に精進、二に精進。今年も頑張るぞ、と決意をした次第。ええ、あと30日程しか残っていませんけどね、今年も。
コミックも含め、挙げられている70弱の本は是非読みたいですね。
私はこの中でも津原泰水さんの『綺譚集』をまず読もうと決めています。三人の方が挙げている作品でもあるし、その紹介文が、またそそる事そそる事。紹介文読んでいるだけで、トリップして三途の川を渡ってしまいそうです。
皆さんもお正月休みには、BOOK OF THE YEARをみて、まだ読んでいない2004年の本にチャレンジしてみたらいかがでしょうか?
僕も読みますよ、『綺譚集』。クリスマスに、会社で、一人で。
『綺譚集』 津原泰水 集英社 1785円
投稿者 davinci_yellow : 2004年12月05日 22:16