« 思わず、笑ってしまう本 | メイン | 本を閉じても涙が止まらない……心に残る「別れ」の本 »
2005年02月05日
ああ、こんな人が現実にいれば……恋人にしたい小説の登場人物
物語の中にのみ生きている人だとわかっている。わかっているのだけど……。もし、こんな方が、自分のことを好きになってくれたら、どんなにかステキだろう。想像が止まらなくなってしまう小説の主人公は?<有効回答数>995票
1位 榎木津礼二郎 「京極堂シリーズ」ほか 京極夏彦 講談社文庫ほか
110票

超絶的に美男子、頭脳明晰、人の記憶が「見える」特殊能力あり。史上最強の探偵にして、「妖怪シリーズ」の京極堂と対等に渡り合える唯一の人物。破天荒という言葉がこれほどふさわしいお方もいない、その強烈な存在感が、読む者を夢中にさせる。
●自分を神と言い切る自信があれば、どんな時代も一緒に生き抜いていけそう(27・女・公務員)
●美男子で特殊能力も持っているなんてカンペキ!(23・女・学生)
●別れる時に「あなたにはついていけない」というベタなセリフを、心底思って言ってみたい(23・女・フリーター)
2位 犀川創平 『すべてがFになる』ほか 森 博嗣 講談社文庫ほか
95票

建築学の大学助教授というエリートながら、醸しだす雰囲気はあくまでも、茫洋。それでいて、シリーズに君臨する超・天才・真賀田四季も一目おくほどの頭脳の持ち主。とらえどころがなく、複雑な魅力にハマるのは、ヒロイン・萌絵だけにあらず。
●どんなに頑張っても超えられないところがあるのに、放っておけない感じもする(24・女・大学院生)
●知的でナイーブな感じがたまらない。まれに激しい感情を見せるところもいい(29・女)
●一緒にいて、チクチク意地悪を言われてみたい。ピンチには助けてくれそうだし(32・女・会社員)
3位 中禅寺秋彦 「京極堂シリーズ」ほか 京極夏彦 講談社文庫ほか
61票

ご存知、古本屋にして祈祷師。憑物を落として奇怪な事件を解きほぐす。宗教学、民俗学などに関する溢れんばかりの薀蓄を「一日中聞いていたい」という読者多し。常に不機嫌なその表情も、好きになってしまえば……。
●意外と女性には優しくて大事にしてもらえそう。おもしろい友人にも会えるし(30・女・会社員)
●あの知識量と薀蓄が魅力。一言二言意見を言えば、10倍の返事が返って、話を聞いているだけで退屈しなさそう(26・女・フリーター)
4位 土方歳三 『燃えよ剣』 司馬遼太郎 新潮文庫ほか
58票

ヒーロー続出の激動の幕末においてひときわ強い輝きを放つ、新選組・副長。歴史の結果から見ると、“敵役”だが、この作品で幕末一のモテ男の位置を確立。頑ななまでに己の信念を貫いた、その生き様に心を震わせる人が後を絶たない。
●自分の夢を夢だけで終わらせず、突っ走っていく姿に惹かれます。まさに理想!(24・女・会社員)
●家庭的な幸せは望むべくもないけれど、一生忘れられない恋ができそう(30・女・会社員)
5位 時田秀美 『ぼくは勉強ができない』 山田詠美 新潮文庫
51票

勉強はできないけど、女の子にはもてる。年上の女性にも、もてる。それもそのはず、常識にとらわれず、自分の頭で考えられて、自分の感覚で物事をとらえられる稀有な17歳。真の意味での賢さや、少年独特のピュアさで変わらぬ人気を誇る。
●大人への鋭い切り口と、少年特有の純粋さを併せ持っていて、将来が楽しみです(22・女・大学生)
●しっかりしているけれど、年上の恋人には甘えたりも。私も甘えられたい!(23・女・フリーター)
6位 松本朔太郎 『世界の中心で、愛をさけぶ』 片山恭一 小学館
43票

「ぼくの唇は世界中の誰よりも、彼女の名前を呼ぶのに相応しい形になっている」。中学校時代に出逢ったアキを心から愛し、彼女の死による不在に苦しみ続ける朔太郎。混じりけのない愛というものが存在することを信じさせてくれる現代のヒーローだ。
●自分がもし重い病気になっても彼みたいな恋人がいたら幸せ(19・女・専門学校生)
●一生懸命アキのことを思う姿に惚れました。あんなふうに愛されたいなぁ(28・女・主婦)
7位 真島 誠 「池袋ウエストゲートパーク」シリーズ 石田衣良 文春文庫ほか
42票

人間の欲望と純情が交錯する街・池袋のトラブルシューター。高校時代の友人率いるストリートギャング団とも絶妙な距離感を保ち、組織や権威から常に自由。己の感性を信じ、己の足で疾駆する。新時代のヒーローとして絶大なる支持を誇る。
●情に厚く、フットワークも軽い。何があってもめげずに生きていけそうな頼れる人(27・女・公務員)
●熱いけど不器用で、それを隠したいんだけど全然隠せてないところがかわいい!(22・女・大学生)
8位 ハウル 『魔法使いハウルと火の悪魔』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 徳間書店
39票

宮崎駿によるアニメ化『ハウルの動く城』で人気に火が。悪い噂のある魔法使いだが、老婆に変えられたヒロインが見たその実態は・・・・・・。女たらしだけど、それなりに真剣で、弱気なところもあり。憎めないモテ男の条件をすべて備えている。
●軽くて掴みどころがないけど、実力あり。おまけにハンサムで優しい。言うことなし!(34・女)
●弱虫だけどかっこいい! 母性本能をくすぐられて、キュンとなる(25・女・会社員)
同8位 和泉勝利 「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズ 村山由佳 集英社文庫ほか
39票

直木賞作家による人気シリーズの主人公。5歳年上のいとこ・かれんの哀しい秘密を知り、「守ってあげたい」と強く思う勝利。少年から青年へ成長する過程で、さまざまな障害に遭いながらも、その思いを貫く様に理想の男の子像を見る人多数。
●年上の彼女であるかれんに追いつこうとする姿がかっこいい(19・女・高校生)
●ここまで愛する人を大切に扱ってくれる人はなかなかいない。こんなふうに愛される人は幸せだろうなと思った(16・女・高校生)
10位 ギルバート・ブライス 「赤毛のアン」シリーズ モンゴメリ 新潮文庫ほか
34票

世界中の少女を夢中にした孤児アンが結ばれる男性。最初は、少女アンの「天敵」として登場。『アンの青春』『アンの愛情』と彼女を思い続け、『アンの夢の家』でついにゴールイン。変わらぬ愛を注いでくれる存在は、女性にとってはやっぱり……。
●恋人から結婚へと、安定した穏やかな幸せを運んでくれる信頼できる王子様だと思った(43・女・会社員)
●小さい頃からアンをずっと見ていて本当の信頼で結ばれている。そんな関係がステキ(27・女・主婦)
傾向分析
常人をはるかに超えたスケール、強烈な存在感で、史上最強の探偵・榎木津礼二郎が「京極堂シリーズ」での盟友・中禅寺秋彦を抑えて堂々のトップに。この二人の間に割って入ったのが、「犀川&萌絵シリーズ」の犀川助教授。榎木津に比較すると、はるかに熱量は低そうだが、この方の頭脳も並ではなくスケール感のある人物だ。10位までを見てみると、この3人、土方歳三、時田秀美、普通っぽいけど一本筋が通った真島誠など、存在そのものが魅力的なタイプと、『世界の中心で……』の松本朔太郎、「おいしいコーヒーの……」の和泉勝利のように、相手役に対する思いの深さが憧憬をかきたてるタイプが混在している。どっちにしても、現実では、なかなか……。
11ハリー・ポッター 「ハリー・ポッター」シリーズ J・K・ローリング 静山社 29票
12火村英生 『46番目の密室』ほか 有栖川有栖 講談社文庫ほか 28票
13鮫島 「新宿鮫」シリーズ 大沢在昌 光文社文庫ほか 26票
14山崎太一郎 「星へ行く船」シリーズ 新井素子 集英社コバルト文庫 23票
15ワタナベ君 『ノルウェイの森』 村上春樹 講談社文庫 22票
16延王・尚隆 「十二国記」シリーズ 小野不由美 講談社X文庫ほか 21票
17源 博雅 『陰陽師』 夢枕 獏 文春文庫ほか 20票
18李歐 『李歐』 高村 薫 講談社文庫 19票
18ニシノユキヒコ 『ニシノユキヒコの恋と冒険』 川上弘美 新潮社 19票
20関根 秋 『六番目の小夜子』 恩田 陸 新潮文庫 16票
少数派
新妻千秋「覆面作家」シリーズ 北村 薫
●家の中でのお嬢様然とした千秋さんは守ってあげたくなるし、外でのアグレッシブな千秋さんには守ってもらいたくなる(33・男・公務員)
朴舜臣『フライ,ダディ,フライ』金城一紀
●強くて優しくて、曲がったことが嫌いで熱い。本物の漢(おとこ)。結婚したい!(21・女・大学生)
杉村三郎『誰か』宮部みゆき
●のほほんとして、でも頼りがいがある。普通なのにでもちょっと特別な感じがよい(32・女)
夕子『High and dry (はつ恋)』よしもとばなな
●可愛い! 若さというのは純粋ってことです(24・男・無職)
冴木 隆『アルバイト探偵』大沢在昌
●適度に不良していて、惚れた女の子のためには命もかける。素敵なお父様がついてくるのもポイント高し(27・女・会社員)
新治『潮騒』三島由紀夫
●しなやかで男らしく、控えめで誠実。彼の純粋さは、本来の日本の男のよさだと思う(22・女・大学生)
島津正臣『虚無のオペラ』小池真理子
●結末が見えていて、なお惹きつけられる……なんて、恋としては最高級(43・女・公務員)
おこん『天切り松 闇がたり』浅田次郎
●かっこいいんですよ。大正ロマンを彷彿とさせる粋な女と一緒に歩いてみたい(33・男・自営業)
春『重力ピエロ』伊坂幸太郎
●発する言葉が魅力的で、周りの人を救っているような気がする。そんな春の横にいたい(18・女・高校生)
めだか姫「退屈姫君」シリーズ 米村圭伍
●人妻ですが、愛くるしい。ハラハラさせられるけど、一緒にいて楽しいだろうなぁ(33・男・公務員)
ジム・ナッシュ『偶然の音楽』ポール・オースター
●ストイックに信念を貫き通すところがいい。本とクラシックを愛し、ピアノも弾ける!(28・女・会社員)
おがたQ『おがたQ、という女』藤谷 治
●CM撮影のシーンでとんでもない才能と美しさを感じさせた(20・男・大学生)
如月敬輔『四日間の奇蹟』浅倉卓弥
●過去に大きな傷を負い、深い翳のようなものが感じられるのと、障害を持った少女を見守る姿に包容力を感じる(30・女・会社員)
雪崎絵理『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』滝本竜彦
●芯が強くて、気も強い。なのに脆いところもあるのがツボにはまりました(24・男・公務員)
5月号(4/6発売)のテーマ『疲れた心をいやしてくれる本』
投稿者 davinci_blue : 2005年02月05日 12:29