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2005年02月04日
ビヨンド・ザ・ロック 4
第四回「ニューイヤーロックフェスティバルの思い出」
年末と言えば格闘技観戦がサブカル者の定番となりつつあるようだ。試合会場のリポート仕事などオファーいただくことも多いが、大晦日にはライブをやると決めているので御遠慮させてもらっている。いくら試合が熱くとも観客Aでは所詮傍観者、年の瀬はやはり、演者としてステージの上に立っていたいではないか。観客に幸福を与える立場で年を越えたいではないか。
内田裕也さんを始めとするロッカーたちが、もう何年にもわたり十二月三十一日にこだわるのもその辺の心境あってのことであろうか。晦日恒例の「ニューイヤーロックフェスティバル」、テレビ放映録画(04〜05)をこれから楽しみに観ようとしているところ。
もう十数年も観続けている。毎年毎年見どころタップリで面白い。僕にとってその魅力はきっと、プロレスラーが総合格闘技家の試合を観る時にも似た、近くて異なる世界への興味なのだと思う。内田裕也さんを頂点とする、濃厚過ぎるロッカーたちの饗宴。楽屋でのハプニング。もうこれは「ニューイヤー」という一つの音楽ジャンルであり、他音楽カテゴリーで活動している僕が関わることはめったにない異次元の出来事である。ロック内異ジャンルへの恐る恐るの好奇心が、僕をニューイヤーウォッチャーにさせているということだ。
03〜04年度の放映番組は特によかった。
「裕也さんに初めて会った時、教えてもらったことがあるんだ」
と座談会で熱く語り出した近田春夫さん、何を言い出すのかと思えばこれが、
「手洗いとうがいはちゃんとやれってこと」
そうすれば風邪を引かないから、なのだそうで……いやまったくロッカーは体が資本。勉強になります!
すいません。もちろん皆さんの演奏など音楽面も魅力十二分だったんですが、とにかく衝撃を受けたのがまずこのシーンだったので紹介しちゃいました……他にもカメラに向って「イエ〜!」とすごんだはいいが、「おい、やり過ぎだ」と裕也さんにメガホンで怒られる力也さんの御子息や、「突然変異の」と紹介されるやエミネムを歌いまくった身長2mのジョー山中さん御子息ラッパー「ZERO」君もニューイヤー第二世代の期待できるヴァイプスを放熱しまくっていた。ジョニー大倉さんのエルビスもみあげもスッゲーかっこいいなあ。ジョーさんの「人間の証明のテーマ」には心が震えた! 何よりやはり内田裕也さんの殺気たるや。
実は、「関わることはめったにないであろう」と言いながら、僕もその昔、筋肉少女帯で二回出演させていただいている。86〜88の二年間だ。
会場入りするや早速、裕也さんにご挨拶にいこうとメンバーで話しあった。初回。僕らがまだ二十歳過ぎの頃だ。おっかなびっくり楽屋を訪れると、裕也さんは山内テツさんとお話をされていた。元フェイセスのベーシスト、ジェフ・ベックやロッド・スチュワートとプレイされていた名プレイヤーである。ものすごい顔合わせにヒエ〜! となっていると、裕也さんがテツさんにこんな質問をしていたではないか。
「おいテツ、俺がお前と初めて会ったきっかけは、ミック・ジャガーとケンカしているお前を俺が止めたんだよな?」
世界史のようなお話しである。僕たちは思わずお二人の前に正座してしまった。すると裕也さんが「ん?」と言った。
「……あれ、ミックじゃなかったっけ?」
テツさんはニコニコと笑っておられる。裕也さんは続けてこうおっしゃった。
「ん? あれは……マーク・ボランだったか?」
どっちにしてもスゴ過ぎるお話しですよ〜! つっ込みたくて仕方がないのを、メンバー全員必死にこらえたものだ。
司会は力也さんが務めておられた。ガキんちょの集まりであった我々もコールしてくださって思い出す度に今でも恐縮する。しかも力也さん、アドリブをかまして紹介してくださった。
「では次のバンドは……筋肉……筋肉モリモリ少女帯!」
筋肉ならばモリモリがいいにそりゃあ決まっている! 当然だ! 素晴らし過ぎる補足説明に我々は舞台そででモーレツに感動した。言うなればこれは、「ローリング・ストーンズ」を「ローリング・ころころ・ストーンズ」とコールするような神の言霊であろう。「アイアン・メイデン」なら「アイアン・ガチガチ・メイデン」となるし「ブラック・サバス」はもちろん「ブラック・まっ黒け・サバス」だ。プログレだってそうすべきに決まっている、「ピンク・桃色・フロイド」に「キング・王様・クリムゾン」だ。かわいいしえらそうでいいじゃないか。必然だ! 当然だ! 間違いない! 総てのバンドは今すぐ直訳や擬音をネームに加えろっての。
で、筋肉モリモリ少女帯は記念すべき初ニューイヤーの舞台を踏んだのである。渋谷パルコであった。もう明け方の出順。こわいもの知らず(力也さん以外)であった若き日の僕は、ステージから客席に飛び降り、寝ていた客を全員、起こしてまわった。今にしてみれば何という非常識なことをしたのかと冷や汗の出る思いだ。演奏を終えそでに引っ込むと力也さんとそのスタッフの方がヌーッと立ちはだかっていた。
『やべっ! やり過ぎた……』
やっと気が付きアワアワしていると、力也さんがグッと手を差し出し、僕の手を強く握って言った。
「なかなか面白いじゃねぇか」
あの粋な力也さんの姿こそをカメラが捉えてくれたらなぁ、と思いつつ、04〜05のニューイヤー録画を今年も楽しみに観るつもりだ。
(補足)
裕也さんがテツさんとのケンカを止めた海外有名ミュージシャンが一体誰だったかは、吉田豪ちゃんの対談集「人間コク宝」を読むとわかりますよ
愛のブー劇場
第四回「ボクとパパちゃんの鎌倉小旅行」の巻
| 「パパと 鎌倉きました〜!」 |
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「鶴岡八幡宮だぞ! |
| 「絵馬を 書きました〜。」 |
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「アハハ、 |
| 「江の電 のろうな」 |
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「パパさん 怪しいよ。」 |
| 「お天気よくて よかったね」 |
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「のんびり するな」 |
| 「お外見るんだ」 |
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「うちのほうと |
| 「大仏 でっけ〜!」 |
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「お〜! 昔、遠足で 来たな〜。」 |
| 「海だ〜! ヤッホ〜!」 |
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「そりゃ山だよ ブーちゃん」 |
| 「いやあ… なんか今回の ブー劇場、 オチが なかったなぁ、 ダハハ」 |
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| 「でもパパ、 オチはないけど、 愛があった じゃない。 あふれる ほどに。」 |
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| 「……こいつぅ。」 |
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愛のブー劇場 次回も お楽しみに! |
投稿者 davinci_blue : 2005年02月04日 11:33