« | メイン | ビヨンド・ザ・ロック 2 »

2004年10月15日

新企画 ビヨンド・ザ・ロック

第一回「ロック・ミュージシャンは本当にやりまくりなのか!?」

 音楽誌ではけっして書かれることのない、ロック業界の裏側をこっそり紹介していこう。
 まず第一回目は「ロック・ミュージシャンは本当にやりまくりなのか!?」だ。
 結論から言えばやりまくりなんである。取り合えず、できる。だって、ロックだもん
 今これを読んでいるライトからディープまでのひきこもり君の中に、「もてない! もう駄目だ! 『週刊わたしのおにいちゃん』を定期購読してしまいそうだ!」といった表面張力限界のモンモン野郎がもしもいるなら、嘘は言わない、だまされたと思って今すぐロックを始めさえすれば悩みは一発解消だ。君はやれる、君はできる、君は今の生活から抜け出せる。「楽器が弾けない」だって? バカ言うなオレだってできないよ。声は出るだろ? ボーカルやりゃあいいのだ。芸が無いって? 氣志團の人みたいにただ立ってりゃいーじゃないか。友達がいないって? ネットでひきこもり一人見つけたら後は打ち込みで充分だよ(そりゃロマンポルシェか?)。歌詞なんか自分のコンプレックスをくり返せばそれでパンクってことになるしさ、曲はパクればOK! Let's Rock!
 やりまくりのお相手は自ずとグルーピーを代表とするロックネーちゃんが中心になる。ロッカーとねんごろになることを人生の最優先と考える「ファック隊」という女神のような女性たちも実在するが、ビジュアル系専門であるとのこと。統計によれば北海道、九州、四国といったあたりにファック隊は多く棲息しているらしい。この分布はロッカー側の「海を渡っちまえばこっちのもの」という浮気の虫が徐々に種をまいての結実と思われる。ちなみに90年代の北海道ファック隊には「『世飢魔II』『すかんち』『筋肉少女帯』おっかけた娘は破門!」という厳しい掟があったそうで、これは僕にとってもまことに無念極まるルールと言えた。やれねーじゃん!
 おネーちゃんと仲良くなるにはいくつかの方法がある。いづれもツアー中が有効だ。
 1、喜び組作戦!
 ライブ前にローディーや雑用の者が会場周辺にたむろするネーちゃんたちに声をかけておく。ライブが終わりメンバーの食事もすんだAM0時ごろ居酒屋大座敷に彼女らが大集合。20人から30人。ミュージシャンはそこに将軍様気分で悠々と登場。誰でもお気に入りをお持ち帰りになられるという酒池肉林の宴ではあるが、気が付けば30数人分のお会計が自分に回ってきてねんごろどころかスッカラカンのカンで地方の夜にほうり出されるという落ちが待っていたブラックホーク・ダウンな駄目作戦である。またやれてねーじゃん。
 2、ツープラトン作戦
 おネーちゃんの多くはなぜか二人組で行動している。そして大概は美人とブサイクのペアだ。ミュージシャン側もペアになってアタック。どちらかがババを踏むことになるわけだが、人生とはそういうものだ。どっちが美人にいけるかはアミダクジなどで事前に決めておく。岡山では僕が当たりを引いていた。ペアに声をかけ、取り合えずホテルで部屋飲み。夜もふけ、いいムードになってきたところでブサイクがふと言った。「あれ!? これ何?」乾きものをひいた紙をつまみあげて「ぶっ殺す!」と怒声を発した。アミダクジを書いた紙であった。彼女の名前に下に、「ハズレ・南こうせつにソックリな女」と書かれたままの…。本当にぶんなぐられてあの時は痛かったな〜。またまたやれてないし。
 3、黒帯ドラゴン作戦
 いくらやりまくりのロッカーとは言え、女のコに声をかける時はコソコソしてしまうのが普通である。だが稀に、人目もはばからずドードーとテイクアウトしようとする豪の者もいる。
 実際に目撃した。男らしいとしか言えない。共に飲み歩いたツアー先で、ホテル前に十数人の女のコたちがたむろしている光景を見たミュージシャンの某氏、その中の一人にグッと指をつきつけ、さも当然といった調子でこうだ。
「んじゃ、今夜はお前な」
 震えたね僕は。まるで「燃えよ! ドラゴン」で夜の相手をチョイスした黒人空手家みたいだぜ。男としてブラック・ベルトを与えたいね。
「え〜!? 君いつもこうなの!?」
「おう、俺は大体こうよ。ロックだもん」
 シレッと答えたもんなぁ。ところがだ、指差された相手がキョトンとしながらこう言った。
「あの〜、私たち創価学会の集まりで来ているものなのですが、何か?」

 …しまった、ついいつものバカエッセイのくせが出て、失敗エピソードばかりを挙げてしまった。今さら信憑性ないだろうが、嘘じゃない! 本当にロックミュージシャンはやりまくりなのだ。目もくらむほどの成功例はまたいつかの機会に。しかし断っておけば、もてもてなのはヤングの内に限ったことで、オヤジともなれば元のボンクラ君に戻ったかのようにもてなくなる者が多いようだ。僕は最近、「週刊わたしのおにいちゃん」を定期購読しようかと考えているところだ。



愛のブー劇場
  0001.jpg

「ノヨヨンボヨヨン
ロックンロ〜ってか。
あ〜あ、しょぼいしょぼい」

  0002.jpg

「38歳、嫁なし子なし。やってられねっつーんだよ」

  0003.jpg 「・・・ん?あれは!?」
  0004.jpg 「こんなとこにブーが捨ててあるぞ!」
  0007.jpg

「いや〜ん、かわいい☆」

  0008.jpg 「服を着せてみます」
  0010.jpg 「こんなこともあろうかと、いつも服を持ち歩いててよかった!いや〜ん、かわいいなぁ」
すると・・・  0011.jpg

「・・・パ・・・パ・・・パパ〜!!」

「愛が奇跡を
生んだんだ〜!!」

0012.jpg 「ギャー!しゃべった〜!」
「一緒に暮らそう、
僕らは
ファミリーだー!!」
0013.jpg 「うちに来るかー!?」
  0014.jpg

愛のブー劇場、次回もよろしく!!

投稿者 davinci : 2004年10月15日 00:00