« 青年コミック誌『ヤング○○○』のナゼ……? | メイン

2005年04月06日

本のタイトルのナゼ……?


「ジャケ買い」するように「タイトル買い」するのはナゼ……?
(京都府 弓削智代・大学生・20)
タイトルにピンとこない本は読んでもやっぱりピンとこないのはナゼ……?
(東京都 h・公務員・26)
最近、読点「。」が付くタイトルが増えたのはナゼ……?
(千葉県 木内順子・自営業・32)
レジに持っていくのが恥ずかしいタイトルなのはナゼ……?
(東京都 西郡良重・パート・45)
タイトルを読んだだけですべてわかったような気になるのはナゼ……?
(岐阜県 三谷直子・主婦・41)
ベストセラーが出ると似たタイトルの本が続出するのはナゼ……?
(群馬県 ヒムカ・会社員・23)
『セカチュー』『イマアイ』なぜ略す?
(秋田県 萩原雅子・家事手伝い・28)
タイトルが短いほどどんどん厚くなるのはナゼ……?
(奈良県 鷲頭仁志・会社員・35)
タイトルをめぐって盗作騒動が起きないのはナゼ……?
(大阪府 芹川弘子・主婦・39)
やたらと長い軟弱なタイトルが増えたのはナゼ……?
(滋賀県 寺井剛英・会社員・36)
タイトルが本編のセリフに出てくると「ついにキタァ!」と思うのはナゼ……?
(群馬県 後藤典子・専門学校生・20)
本のタイトルの「ナゼ……?」考察
  今回のテーマはズバリ本の「タイトル」。書店に行った際、びびっとこちらの感性に訴えかけてくるタイトルの本は、けっこう外れが少ないように思います。しかし、タイトルを付ける側からすれば、数百ページの本の内容を一言で的確に伝えなければいけないのだから、実に難しそうだ。売れ行きにダイレクトに影響してくるため、テキトーには付けられない。かといって、下手にひねって考えだすとタイトル無間地獄へと陥り逆効果。ひねり具合とわかりやすさが絶妙に噛み合ったタイトルを見つけると「うまいな」と思わず手にとりたくなる。逆に「なんのひねりもないな……」とげんなりしてしまうのが、昔からよくある「ベストセラーが出たら似たタイトルの本が続出〜」のパターン。パロディならまだしも、二匹目のドジョウで売れても嬉しくないだろう、と思ってしまう。売れればなんだっていいのか……。  また、最近顕著なパターンがタイトルの文章化。個人的には、どうにもむずがゆくて苦手です。頼むから書店で語りかけてこないでいただきたい。そうした一連の文章化タイトル・ブームを作ったのがやはり『世界の中心で、愛をさけぶ』。有名税ってところでしょうか、今回「ナゼ……?」が極端なまでに集中しました。ここまで爆発的ヒットになることがわかっていたら、もうちょい物議をかもさないタイトルを付けただろうに。いや、あのタイトルが起爆剤となった可能性も大なので言われても仕方のないことか。「タイトルが短いほどどんどん厚くなる〜」のナゼですが、逆に考えてみると、文章化タイトルの本はすぐ読み終わる厚さの本が多い。それこそタイトルを読んだだけで、内容がなんとなくわかった気分に。いっそのこと、タイトルの概念を打ち破って、落語の「じゅげむじゅげむ……」並に世界一長い文章化タイトルに挑戦してほしいもんです。

タイトルを決めてから書くのか書いてからタイトルを決めるのか?
(香川県 伊藤菜訪・会社員・22)
そうそう単語の数なんて多くはないのに本のタイトルが全然かぶらないのはナゼ……?
……著者は頑張って考えてるんだろうと思う。
(北海道 あや・大学生・22)
意味がわからないタイトルほど惹かれるのはナゼ……?
(福岡県 牧山陽二・会社員・30)
女性ファッション誌のタイトルに復誦が多いのはナゼ……?
(栃木県 坂井桃子・調理師・30)
翻訳本で原題とかけ離れた日本語のタイトルがついているのはナゼ……?
(長野県 みぃみぃ・主婦・39)
「月」とか「海」がタイトルに付いていると「これはミステリーだ!!」と思いこんでしまうのはナゼ……?
(鹿児島県 川瀬望・短大生・19)
帯に書かれている文字よりタイトルの文字の方が小さいのはナゼ……?
(滋賀県 grandrion・大学生・21)
ビジネス書のタイトルはキャッチセールスの勧誘じみているのはナゼ……?
(栃木県 Midori・大学院生・24)
最近やけに読者に挑発的なタイトルが多いのはナゼ……?『バカの壁』『オニババ化する女たち』『頭がいい人、悪い人の話し方』……などなど。
(北海道 みーこ・大学生・22)
肯定的なタイトルよりも否定的なタイトルに惹かれるのはナゼ……?
(滋賀県 みゅーず・自宅療養中・23)
本のタイトル決めの「ナゼ……?」考察
  結果論でしかないのかもしれませんが、なんだかんだでベストセラーになる本は売れる前から書店をぶらついていてタイトルが印象に残ってるような気がする。絶妙な時代感覚を感じる本のタイトルは、けっこう最初にぱっと浮かんだ言葉だったりするんじゃないでしょうか。また、必ずしも文章のスペシャリストが大衆的コピーセンスに優れているとは限らない。そこにはある程度のあざとさも要されてくるはず。作者の思い入れが強すぎるほど、むしろ一言では言い切れない面も出てくるのではないでしょうか。そこで、読者に近い客観的視点から判断できる編集者が出来上がった作品に後からタイトルを付ける、という場面もたびたび出てきそうです。それにしても、これだけ膨大な出版点数が出ていて、よくタイトルがダブらないもの。ありとあらゆる言葉や発想が出尽くした観もあるこのご時世に、インパクトある目新しさを感じさせるタイトルを見つけると、即タイトル買いしたくなってきます。  ところで、“本のタイトル”といってもそこには雑誌のタイトルもある。確かに“女性ファッション誌のタイトルに復誦が多い〜”のはナゼなんでしょうか? “ウキウキ”とか“ワクワク”といった語感に関係があるのか? ちなみに定かではないですが、男性誌の場合は濁音の付くタイトルが売れる、という説があります。『ダ・ヴィンチ』もそう言えば濁音系。でも女性読者の方が多いようなので、やはり一概には言いにくい。それでもイメージ的に妄想を膨らませていくと、濁音系の最たるものが“バカ”という攻撃的ワード。それに“壁”という否定的ワードが組み合わさった『バカの壁』という完璧なまでの濁音系タイトルがベストセラーとなったのも、多くの男性読者の支持を得たからでは!? おお、もしや大発見か!? ……そんなイージーな理由で本が売れたら誰も苦労しませんって。

2005年7月号(6/6発売)のテーマ
新書のナゼ……?
ご応募お待ちしています!

投稿者 davinci_blue : 2005年04月06日 16:13