2008年07月12日(土曜日)

【HR】 4人の有名人と会うの巻

 検算をしているうちに外が明るくなってしまい、もう寝ないことにした。9時過ぎに中公のN倉氏と会う約束があるからだ。
 N倉氏とタクシーでビッグサイトへ。去年と同じ、ブックフェアである。昨年は、狭い会場でトークショーをやったので、大混乱になった。今年は、少なくともシートは4倍くらいある場所へ移った。しかし、映画公開も近づいているわけで、やはり大勢が集まるのは必至。開場まえから入口に列ができ、中央公論新社のブースで、シートの整理券は5分でなくなったとのこと。その後も、ずっと列ができたままだった。今年はしかし、本を買わなくても、いろいろグッズが売り出されていて、それらも選べたようなので、その点では良かったと思う。

 押井氏もすぐに到着。プロデューサの石井氏からは、映画のパンフレットの刷りゲラを見せてもらった。紙が良くて、とても丁寧に作られたパンフだ。映画を観たら、絶対に買うべきだと思う。
 11時からトークショー。昨年と同様、N倉氏が司会。彼女は、草薙水素の制服と、草薙瑞季の制服のコスプレではなく、ツナギを着て、三ツ矢か笹倉のコスプレで挑んだ。自前のツナギだそうだ。彼女は獣医学科出身なので、あれを着て牛の飼育をしていたらしい。この辺がキャラクタの奥行きを増すディテールであるが、会場のファンたちは誰も気づかない。
 トークショーの途中で、よしもとばなな氏がいらっしゃった。彼女は同じ会場で別の用事だったのだけれど、わざわざ見にきてくれたのだ。トークショーが終わったあと30分ほどおしゃべりができた。それから、お誕生日が近いのでプレゼントを渡すことができた。
 
 タクシーでとあるホテルのレストランへ移動。ここで京極夏彦氏と会う。和食のランチを食べながら、仕事外のおしゃべりを4時間。某社のトラブルのその後とかを詳しく聞く。あとは、2人で博物館巡りをしよう、なんて話も出た。一番行きたいのは西村京太郎記念館だ。レストランは地上100m以上のところにあって、途中雨が3分くらい降ったと思ったら、眼下に虹が二重に出て、5分ほどで消えてしまった。
 そのあと、1フロア下のラウンジで、ファン倶楽部のスタッフの面々9人と会う。10周年記念なので、その企画についての打合せ。これが1時間半。
 次に、メディア・ファクトリーのI子氏が迎えにきてくれて3つ隣のビルの48階へ。ここで、萩尾望都先生とお食事をご一緒した。10年ぶりのこと。先生はまったくお変わりなくて、素敵だった。映画に出演されたこと、アフリカへ行かれたこと、など興味深いお話を伺った。とても楽しかった。
 今日の写真は、ビッグサイトの天井の立体トラスと、「スカイ・クロラ」のピンキー(まだ実物は見ていません)。「スカイ・クロラ」関係のグッズでは、腕時計がもうできていて、7番を僕がもらえるそうだ(押井氏は8番)。

【国語】 どちらかといえば

 「どちらかといえば」とか「いずれにしても」とか、「とりあえず」などは、会話に比較的よく登場する言葉である。
 たとえば、「Aかもしれないし、あるいは、Bかもしれない。どちらかといえば、Aだと思う」のように、挙げた例のうちから選ぶ場合に用いるが、「積極的ではない」という意味が含まれる。「強いて選ぶならば」という言い方もある。「選びたくはないが」とか、あるいは、「ずばり適当なものがないけれど」しかたなく選ぶなら、という気持ちが感じられる。だから、「どちらかといえば」というのは、AやBの候補に対して、少なからず批判的な立場を取っている。これに気づかず、就職の面接などで「営業か開発か、どちらが向いていると思う?」なんてきかれたときに、「はっきりと決められないが」という気持ちから、「どちらかといえば」を最初につけると、相手に誤解を招くので注意が必要だろう。
 もっと顕著なのは、「いずれにしても」である。「まず、Aが考えられる。また、Bも可能性がある。しかし、いずれにしてもCだということはまちがいない」という言い方をするが、AもBも参考程度になってしまい、「無視して」という気持ちが表れる。そんなことなら、初めからAとかBとか言うな、と言われかねない。
 このいずれにも使えるのが、「とりあえず」であって、上の例のどちらにも、代入して使える。印象はますます悪くなるので、これはもう面接などでは、「とりあえず」使わない方が良い。

« 2008年07月11日 | 2008年07月13日 »