2008年06月06日(金曜日)
【HR】 ロッテリアの幸せ
晴れて気温が上昇。久しぶり。からっとした感じではなく、むっとした湿度。でも暖かいのは良い。
「庭園鉄道趣味」のゲラをじっくり読んで、30%まで進捗。文字が少し小さいから目が疲れる(たぶん老眼のせい)。「α」の手直しは、来週からにした。さきにこちらを片づけよう。翻訳依頼の原書が届いたのでざっと読んだが、半分くらいしか意味がわからなかった。文字が小さすぎるぞ、が第一印象。
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スバル氏が「ポンツーン」で、杉江氏の書評を見つけた。スバル氏は小説雑誌をちゃんと読んでいるのだ。目敏い。井上昭雄氏からお手紙をいただいた。また入院をされていたらしい。心配だが、手書きの書面は大変しっかりしたいつもの文字。お返事を書かなければ。
スバル氏が自動車の顔を区別できないのと同様に、飛行機を見慣れていない人にとっては、映画「スカイ・クロラ」の散香が震電に見える。そういう人は、零戦も紫電も雷電も区別がつかないだろう。スカイラインもレガシィも同じ顔に見える人もいる。シェルティを見慣れない人は、どれも同じ顔に見えるはずだ。カラーリングだけで見分けていたりする。そういえば、蒸気機関車なんかみんな同じ色だし似た格好だよね(これは書いたな)。映画の散香は、僕が考えていたものと多少違うけれど、でもガル翼は、僕のイメージどおりだ。
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スバル氏とショッピングセンタへ。僕はプラモデルの塗料を買った。食料品を買ったあと、ロッテリアで軽食。100席くらいあるところに4組の客だけで閑散としていたが、まあ平日はこんなもの。いつもなら、車に乗りながら食べて帰るところだが、珍しくその場で食べた。スバル氏は、「お金持ちになったから、セットじゃなくて、好きなものを注文できるね」と幸せを語っていた。それくらい、お金持ちでなくてもできると思う。しかし、小さな幸せが感じられる敏感さこそが、本当の幸せというものだろう。
昨晩の食事のときも、いったい僕たちの人生でどこが転機だっただろう、とスバル氏と話し合った。幾つか、これかなという判断があったけれど、いずれも「普通だったら、こちらへ行く」という方向とは逆へ動いた。そのときには、周りから「え、どうして?」と不思議に思われた。たぶん、アンチ癖みたいなものが僕にあって、「一般的には行かない」道をときどき選んでしまう。結果的に吉に出たことは幸運だったが、人にすすめられる判断とは思えない。
アンチ癖と片づければ簡単だけれど、実は、自分としてはけっして人の反対へ行こうとは考えていない。単に自分の尺度で決めているだけだ。どうして、大勢の人が僕の反対へ向かうのか、と逆に不思議に感じてきた。
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少なくとも、ロッテリアで注文するとき、値段など見ないし、セットメニューも新製品のポスタも、キャンペーン中の旗にも目が行かない。もちろん、みんなが何を食べているのか、何が人気があるのかも知る必要はない。ただ、自分が食べたいものを選ぶだけだ。たったそれだけの小さな自由が、すべての場面で押し寄せる無意識の不自由を凌駕できれば、幸せは少しずつ築かれるだろう。