2008年04月25日(金曜日)

【HR】 楽しいペンキ屋さん

 清々しい日になった。風がやや強い。朝はまずガーデニング。草取りに熱中。
 11時頃にスバル氏を美容院へ送っていく。小説の仕事をする予定だったが、気候が最適なので、デッキで吹き付け塗装をすることにした。小さい機関車をオレンジ色に塗った。乾燥を待つ間に、ほかの工作も進める。さくさくと作業が進行して気持ちが良い。吹き付けはだいたい5回くらいは重ねる。1時間半ほどで終わった。まずまずの結果。塗装作業は本当に楽しくて、大好きだ。ただ、もの凄く苦手で、下手なのだ。少しは克服したい。
 スバル氏をまた迎えにいき、書店で待ち合わせた。雑誌を探したがない。文庫でも欲しい新刊を探したがなかった。売り場面積は200平米はあるのだが、新発売のものは買えない店だったりする。

 小説の仕事は午後に少しだけ。「α」は3000文字書いて完成度63%。4月末の目標が70%なので、もう少し。「τ」文庫のゲラは25%まで読んだ。「スカイ・イクリプス」の2校が予定変更で早く来ることになった(締切も早まった)ため、スケジュールを組み替える。FM東京の「D&D」の第18〜21回のテーマを考えた。執筆は来週。
 押井映画の影響で、「スカイ・クロラ」シリーズが何度か重版している。昨年の6月に映画の発表があってから、ほぼ部数が倍増していて、よほど今まで売れていなかったのだな、と再認識。だいたいこれまでの読者は、ほかのミステリィを読んで森博嗣を知っていた人だったわけで、このシリーズを読むと、「ミステリィじゃない!」という印象になりやすい。ニュートラルで読んでもらえるともう少しは新鮮だろうし、また、本なんかあまり読まない人に作品が届くとしたら、こんなに素晴らしいことはないだろう。そういう機能を持った本というのは非常に作りにくいからだ。普通のTV化や普通の映画化ではこうはならなかったはずで、「押井」の2文字の力であろう。

 夕方も草取りをしたし、水やりもした。緑が少ないときは雑草でも愛おしいものだが、本命のものが生えてくると、やはり雑草は抜かれてしまう。雑草というのは、最初は綺麗なのだ。そんなに悪くない。でも、たちまち伸びて花が咲いたあと、すぐに枯れてしまって汚くなる。そういうものを雑草と名づけたわけだ。ずっとあおあおとしていれば、抜かれたりはしないのに。

 オリンピックのことで、マスコミが中国をかなりバッシングしているように感じる。東京オリンピックのときの日本の方が、空気は汚かったのではないだろうか。公害も酷かったし、安保でデモも凄かったし、かなり危ない国だ、と諸外国から日本は見られていただろう。まあ、44年もまえと比べてもしかたがないけれど……。
 聖火が問題になっているけれど、そもそもどこらへんが「聖」なのだろう? 何を訳した言葉かな? ギリシャ神話だろうか? だけど、チベットはチベットの人が望むようになることを願うし、いずれはそうなるだろう。

【算数】 数学の先生

 中学に入ると、教科によって別々の先生で、その学科専門の先生が教室へ来る。そんな中で、数学の先生が最も個性的だった。次が理科の先生で、社会や国語の先生はとても常識人に見えた。たぶん、僕の学校がこんなふうに偏っていただけだろう。根拠はまるでない。
 中学1年生のときは、代数のW先生と、幾何のK先生だった。W先生は60代、K先生は70代で、どちらも老人だ。W先生は剣道7段で二刀流の師範だという(僕は剣道部だったので見たことがある)。K先生は、職員室から教室までゆっくり歩いてくるので、職員室を5分もまえに出発するのだ。耳が遠いから、質問をしても一度では聞いてもらえない。
 また、後期は幾何の先生がB先生に替わった。この先生は授業中によく短歌を詠まれた。突然閃いて、黒板にそれを書かれるので、思わずノートを取ってしまうのである。
 それから、数学と理科の先生は、ほとんど東大出身だった。これもどうしてなのかわからない。どこから、そんな噂が流れたのかも知らない。あと、クラス担任は、ほとんど国語か社会か英語の先生だった。やはり常識人だからだろうか。校長や教頭も文系の先生だし。
 高校へ上がると、数学の先生が一気に若返った。高2からは、全校生徒500名のうち成績上位200名がAからD組になる。そしてA〜Cの3クラスは理系志望で、クラス担当は全員数学の先生だった。もちろん全員東大出身だ(噂であるが)。中学のときの数学の先生に比べると、みんな若くて常識人で、「この人は凄いな」と思うことがあまりなく、なんだか少しつまらなかった。 
 僕は、大学で数学の講義を何年か受け持ったことがある。数学はもの凄く教えやすい(というよりも説明しやすい)学科だ。見通しが先々までクリアで、後ろめたい部分がない。けれども、面白い講義をすることは難しい。興味を持たせることが難しい。したがって、まったく関係のない話をついしてしまう。中学のときの先生の気持ちがよくわかった。

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