2008年04月08日(火曜日)
【HR】 楽しみな春
昨日からずっと雨だったけれど、お昼頃に上がった。気温は高く、暖かい風。水やりもしなくて良い。樹は葉っぱを次々と出し始めた。また、この時期に葉を落とす樹が多く、落ち葉が沢山。桜は満開少し手前だ。近所の桜は、大雨と強風で散り始めている。
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パスカルをシャンプー。バスタオルの準備をすると察知して、もうボーロも食べない。呼んでも2階へ来ないので、抱えて階段を上がるのが重労働だ。シャンプーのあと、日の当たる庭に出してやる。風も吹いているからたちまち乾きそう。
小さい鉄道を運行した。貨車が3両ほど完成したので、その走行試験。問題もなく、いちおうの完成。次の工作に移れる。
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小説の仕事は、執筆を1500文字。このほか、細かいチェックが幾つか。そろそろ「スカイ・イクリプス」のゲラが来るだろう。出版界は、直前にならないと準備を始めないので、なるべく早くスタートするように、いつも催促している。1つでもトラブルがあったら簡単に本の発行が遅れるようなスケジュールで進めるのがこの世界の常識で、ようするに、発行が遅れることなど日常茶飯事だ、という考え方みたいだ。
そもそも、発行日がだいたいこの日くらい、としか決まっていない本がほとんどだ。こんな商品はほかにないと思う。全国で発売日が違うのも変だし、書店に注文しても、欲しい本がちっとも届かないし。とにかく、本の流通システムが間違っているとしか思えない。外国でもこんな例はきっとないだろう。日本一の書店アマゾンだって、新刊が品切れになることが多くて、それより高い値段の中古品を買わせるような詐欺まがいのシステムになっているし(新品がほかの書店にはあるし、出版社にも在庫があるのにだ)。
さて、この異常な流通システム、いったい誰が悪いのか? 書籍というものが、このままこの摩訶不思議な流通システムと心中する(ともに消えていく)可能性が高い、と僕は思うし、あるいは、こんな最悪のシステムでも、今までなんとかやってこられた善良な人々と組織に、むしろ感心すべきかも、とノスタルジックにも考える。
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今とても楽しみなことが2つある。1つは、もうすぐ「スカイ・クロラ」が観られることだ。この映画の企画が立ち上がったのは、4年以上まえのことだ。ずいぶん長かったけれど、ようやく完成する。もう1つは、機関車。これも3年もまえになるが、友人が製作した機関車がとても素晴らしかったので、僕もこんなのが欲しいなと言ったところ、「作りましょうか?」と夢のような提案があった。2年間かけて製作してもらったものが、ようやく完成しようとしている。ここしばらくは、この2つが完成するまでは死ねないな、と思っていた。このさき、何を楽しみに生きていけば良いかな、なんて心配になるほどだ。いや、まだまだあるな(笑)。
【理科】 脱線の原因
庭園鉄道を運営していると、たまに脱線事故がある。幸いこれまで、人が怪我をしたり、車輪が損傷するなどの大きな事故は一度もないけれど、しかし脱線は起こってはならないことなので、必ずその場で原因を究明し、なんらかの対策を打つことにしている。
鉄道の線路というのは、地面に置かれている。レールは枕木に固定されているが、枕木は地面に固定されてはいない(新幹線など一部は例外)。バラストという砂利が敷かれていて、枕木の高さを調節するためのものだが、枕木を固定している役目はない。地面が隆起あるいは陥没すれば、線路はそれに合わせて上下する。脱線の最も多い原因はこの線路の歪みだ。
しかし、線路が少々上下しても、車輪が追従するように、自動車のタイヤのように鉄道車両にもサスペンションがある。これで線路の不整は吸収できてしまうはずなのだが、不整な線路の場所で車両に急な加速度が作用すると、車輪が一瞬だけ浮くことがあって、場合によっては脱線が起こる。運転が粗かったり(多くはスピードの出し過ぎ)、あるいは、乗客の重心が急に移動したり、といったときが危ない。特に後者の影響は、実際の鉄道では無視できる範囲でも、車両が小さい庭園鉄道では大きい。乗客が姿勢を変えることが主な原因である。実際に、脱線の95%以上は、人が乗っているトレーラで起こる。
これ以外の原因では、ポイント操作のミスによるものや、連結器によるものが挙げられる。列車は連結器で接続されていて、この部分でお互いに力を与え合っている。常に引っ張られているわけではなく、減速すれば押される。この過程で、連結器が横にずれた力を車両に与えることがある。1両では発生しないし、線路が真っ直ぐなら起こらないトラブルである。
レールの上を転がる車輪には、レールの内側になる位置に出っ張りというか、径の大きい部分がある。これをフランジという。実物の車輪をよく観察してみよう。フランジは、びっくりするほど少ししかない(実物でも数cmである)。僕の庭園鉄道では、フランジの高さは僅かに4mmだ。これだけのことで、車輪はレールから落ちずにいるのだから凄い。
このフランジを、レールの外側につけなかった理由がわかるだろうか?