2008年03月29日(土曜日)

【算数】 かけるかわるか

 日本人は、400円のものを買って500円を出したとき、500-400=100という引き算をして、おつりを出すが、海外では、商品が400円で、それに100円のおつりを足し算してみせ、500円と交換します、という動作をする。引き算をしない。
 実物を縮尺して模型を作る場合も、これに似ている。日本人は、6分の1というスケールであれば、実物が3mのときには、3÷6=0.5という割り算をして、模型の大きさを求める。外国では、そもそも「6分の1スケール」とは言わない。1フィート(=12インチ)を何インチにするか、というのがスケールなので、この場合は「2インチスケール」と称する。だから、3フィートのものがあれば、3×2=6で、6インチ(=0.5フィート)と求める。割り算をしない。
 割り算をしないかわりに、分数はよく使われる。3/8インチとか、7/64インチなんて普通に用いる。小数にしない。これを見た日本人は、1インチを64で割って……、と考えてしまうのだが、そこがもう違う。彼らは割り算をしないからこそ、分数のまま使っているのだ。そして、1/64インチというメモリ(あるいは単位)がちゃんと認識されているから、その7倍としか考えない。これらからわかるように、割り算が不得意なのは、12進法で割り切れやすい環境にいるためではないか、と連想させる。
 日本の場合、1/4であっても、2割5分、つまり0.25倍という小数の概念が強い。10進法だし、なんでもすぐに割ってしまうから、小数になるのだろう。
 最近、インチを使う工作を積み重ねてきたので、ようやく分数の世界が頭の中で長さや大きさとして直結しつつある。そちら側から見ると、0.125倍なんて難しいことを考えている日本人は凄いな、と思う。
 でも、海外でも、税率は分数ではなく小数(パーセンテージだが)だなあ。

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