2008年03月28日(金曜日)

【国語】 本の並べ方

 棚に本を並べるとき、右からか左からか、どちらから並べるだろう。やはり左から右へ並べる人が多いかな。
 書店では、どちらも見かけるけれど、左から右へ並べている方が多いと思う。CD屋ではほぼ例外なく左から右へ並んでいる。しかし、これは、縦書きの文章の並びと反対である。縦書きは右から左へ書く。この方向は日本古来の並びである。日本語の本は、背表紙に縦書きの文字が書かれているわけだから、本来は右から左へ並べる方が相応しいかもしれない。
 たとえばの話、1巻が「わたしは」で、2巻が「あなたを」で、3巻が「愛している」というタイトルのシリーズものだったら、右から左へ並べると背表紙が「読める」ことになる。
 また、本を右から左へ並べると、背表紙が横文字で書かれているとき具合が良い。頭を右へ傾けて、背表紙の横文字を読むわけだが、こうすると、右は上になり、左は下になるから、上から下へ流れる方向になる。シリーズ1巻から4巻までの本を4冊まとめて棚から取り出したとき、背表紙の文字が読めるように水平にすると、上から順に並ぶ。逆に、左から右へ本を並べた洋書をまとめて棚から出して背表紙の文字が読めるように水平に置くと、下から1、2、と上へ並んでしまう。
 漫画のコマは、日本の縦書きの方向に準じて、右から左へ流れるが、これは国際的なフォーマットではない。美術館の絵は、どちらへ並んでいるだろう。いわゆる「順路」である。右から左だろうか、左から右だろうか。気になりだすと、いろいろな並びが気になる。
 僕は雑誌を沢山購読している。最初はベッドなどの横に積んでいく。そのとき、やはり自然に表紙を上にして積むのだ。すると、古い号は下に、新しい号は上になり、これをそのまままとめて棚に立てて入れると、左から右の順になる(僕の読む雑誌が、例外なく横書きで左綴じだからだ)。しかし、雑誌をまとめてバインダで綴じる場合は、中のページの順番が並ぶようにするから、結果的に右から左へ並ぶ。
 横書きの左綴じの本では、本の背から見ると、ページは右から左へ流れている。逆に縦書きの右綴じの本は、背から見ると、中は左から右へ流れている。この流れに従うと、洋書は右から左へ並べ、和書は左から右へ並べるのが、良いだろうか?
 結論は出ない。

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