2008年03月19日(水曜日)
【社会】 チャップリンと綿菓子
有栖川です。三日目も私が好きな社会の特別講義をいたします。
昨日は地理だったので、今日は歴史について。いきなりですが、まず答えていただきましょう。
設問・次の××××に適当な文字を入れよ。
七九四(なくよ)××××平安京
真剣に「ウグイス!」と答えた方、すみません。これは私が好きなギャグでした。
ある事件が西暦何年か答えよ、という問題はあまりにもチープなので、実際のテストではそう出題されないようです。しかし、歴史では事件の前後関係を認識しているかどうか試す問題が頻出しますから、キーになる年号は覚えておくに越したことはありません。
記憶術の第一人者に渡辺剛彰という先生がいました(故人)。私は高校時代にこの先生の本を読み、年号がすらすら暗記できるようになったのです。小文をお読みの方の中にも、同じ本を使った人がいるかもしれません。
効きますよ。今でも「俺、なんでこんな年号をまだ覚えてるねん」と思いますから。たとえば、徳川家康が一里塚築造の指令を発したのは一六〇四年です。ほら、つまらないことを記憶に留めているでしょ。
渡辺式記憶術では、「チャップリンが一里塚で綿菓子を作った」と覚えます。どういうことか、ご説明しましょう。チャップリンは「チ」で始まります。これは五十音で十七番目なので、十七世紀=一六〇〇年代を表します。「綿菓子」の「わ・た」は、ワ行とタ行の音なので、五十音表の十行目と四行目。だから〇と四を表す。一六〇〇と合体させると、一六〇四という数字ができあがり、それは何かというと「一里塚」に関係している。よって「一六〇四年、一里塚設置」となるわけです。
「そんなことで覚えられるか?」と思われるかもしれませんが、すぐに慣れます。そして、手法さえマスターすれば、いくらでも類例が作れます。何世紀かを示す記号をお気に入りのキャラクターにすると愉快。たとえば、「犀川創平が屈辱を受けてママに泣きついた(メモを取り上げられて屈辱を味わった、などでも可)=一〇七七年カノッサの屈辱。その際、「えー、あの犀川先生が!」という奇抜なイメージの方がいい。
歴史の本質とは関係のない話になってしまいましたが、皆さんのお役に立ったり、話のタネになったりしたなら幸いです。
ところで、どうしょう。あなたの頭にチャップリンが登場するシュールな光景が刷り込まれたのではありませんか? 私のチャップリンは、もう三十年近く一里塚で綿菓子を作り続けています。