2008年03月16日(日曜日)

【算数】 システム家具

 ホームセンタなどによくある商品で、パーツを自由に組み立てて、自分の好きな形の家具が作れる、というものがある。「システム〜」という名前がつくことが多い。いろいろな種類があるけれど、たとえば、パイプを組み合わせるものを例に挙げて考えてみよう。
 長さが30cmのパイプが1本300円だ。実際には298円などが普通だけれど、ようするに数学的には300円と近似しても問題ない(2円くらいで「お、安い!」と思う人は、数学的でない)。直角に3本が交わるコーナの金具は少し高くて400円だ。それから、30cm×30cmの正方形の板が1枚500円。これを取り付けるための金具が1個で50円で、板1枚につき各辺に(合計4つ)必要だ。
 この場合、たとえば、30cm立方のサイコロの箱を作ろうとすると、パイプは12本、コーナは8個、板は5枚、金具は20個が必要になるから、計算すると、300×12+400×8+500×5+50×20=3600+3200+2500+1000=10300円になる。1万円では作れない。意外に高い。
 このサイコロが3段重なった棚を作ろうとすると、一見3倍かかりそうだが、そんなことはない。パイプは28本、コーナは16個(半数は4本節点だが)、板は13枚、金具は52個なので、計算すると合計23900円になる。2倍ちょっとだから、なんだか割安に感じる。ちなみに、パイプが298円なら56円安くなる。パーツが全部2円安いと……、なんて考えても、影響はほとんどない(当たり前だが)。
 森博嗣らしくもう少しディテールを書くと、是非キャスタを付けたいところだが、これがやけに高かったりする。「こんなの、普通の洒落た家具が買える値段ではないか!」と思えるのである。
 結婚した頃、電話をのせる台をこれで自作して、「え! これが12000円!」とスバル氏を驚かせた経験があるので語ってみました。

« 1つ古い記事「頭の良い悪い」 | 1つ新しい記事「工作的経験」 »