2008年03月11日(火曜日)

【国語】 ぶつ

 「ぶっちゃけ」について、かなりまえになるが、2006年4/20に書いているので参照のこと。
 「ぶつ」というのは、「叩く」とか「殴る」の意味だ。ときどき、「演説をぶつ」というのも聞くけれど、これも「打つ」という意味で、同じだろう。
 「ぶつ」を動詞の前につけて動作を強調した言葉が多い。「打ち壊す」が「ぶち壊す」になり「ぶっ壊す」と使われる。これは、「ぶっ殺す」、「ぶっ放す」、「ぶっ飛ばす」、「ぶっ込む」などが同じだ。「ぶち」が「ぶっ」にならないものもある。「ぶち当たる」、「ぶち抜く」、「ぶちまける」などがそうだ。発音しにくいからだろう。
 逆に「ぶっ」しかないものもある。「ぶった切る」は、「打ち手切る」なんだそうだ(「ぶっ切る」もある)。「ぶちたぎる」は聞かない。「ぶっちぎる」は「打っ千切る」だが、これも、「ぶちちぎる」は言わないようだ。
 関西では、「ぶっちらかす」なんてよく耳にする。お嬢様なら「打ち散らかす」と言った方が良い。「ぶっこく」なんていうのも聞くが、これは下品な響きである。
 紛らわしいのは、きざっぽく演説をしている人に、「ぶってんじゃないよ」って言った場合だ。この「ぶって」は、「きどる」の意味の「振る(ぶる)」なのか、「演説をする」の「ぶつ」なのか区別できない。きざっぽく演説しながら頭を叩いている人に、「ぶってんじゃないよ」といった場合は、さらに紛らわしい。

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