2008年03月09日(日曜日)
【社会】 やっていけるのか?
「こんなところに、こんなものを作って、やっていけるのだろうか?」と思ったことが誰にもあるだろう。たとえば、田舎に大きなショッピングセンタを作っていたりするのを見たときだ。いろいろな理由がある。
1)一時的には集客があるから、そのときに元を取ってしまう。
2)人気があるうちに、周囲の土地が値上がりし、そこを売って元が取れる。
3)赤字を出すことが目的である。
4)なにも考えていない。
街中に作られるものは1)のケースが多い。かなり短期決戦で計画されている。昔よりもずっと動きが早い。効率が悪くなったときには素早く売ってしまう。その差額を短期で稼ぐわけだ。郊外やリゾートに作られるものは2)が多い。周囲に住宅地が作られたり、別荘地ができたりする。ただみたいな土地が売れるのだ。人口が増えればさらに活気が出る、ということはまずなく、土地が半分も売れたらもう商売としては終わりである。3)のケースは、お堅い博物館や、僻地に作られる美術館などに多い。税金対策として作られているものだから、入館者などはなから期待していない。たとえば、森博嗣が山奥に模型博物館をオープンさせた、みたいな想像をしてみよう。展示物は経費で落とせるし、トータルの事業として赤字が出れば、税金を一銭も払わなくても良いのだ(真似をしないようにしよう)。4)は、ときどき出没するお洒落な雑貨店やペンションなどである。とにかく、「自分のお店を開くのが夢だった」みたいは感じで微笑ましい。こういう人は、「頑張って働けば道は開ける」と考えているようだが、もともと無理なことをしているのだから、滅多なことで道は開けない。一度開きさえすれば、夢は叶ったわけで、もう満足、というスタンスにも見える。