2008年03月30日(日曜日)

【HR】 リバーシブル

スバル氏がいないので、早起きをして、パスカルを朝の散歩に連れていった。玄関でリードを付けてやるときに、もの凄い大騒ぎをするので、大変だ。可愛いけれど。
 プリンタは午前中に到着した。凄いな、注文してから30時間くらい。インストールは3秒くらいで、たちまち動いた。許せるプリンタだ。しかし、どれくらいもつかな。
 京極氏との対談のゲラをチェックし、中公へ即発送。FM東京の「D&D」でも細かいチェックがあった。小説の執筆はまだしていない。

 お昼過ぎにもパスカルの散歩にいった。雨が降りそうだったからだ。帰ってきたら、ちょうどぱらぱらと降りだした。良い勘なのではなく、ネットで雨雲の動きを見ただけのこと。
 そのほかは、工作室とガレージで各種作業をちまちまと進めていた。3月にずっと製作していた機関車のボディが完成の域に近づいたので、仮組みに使っていた普通のネジを、本番用の真鍮六角ボルトに交換した。今日は120本取り替えた。これでも全部ではなく、表に露出しているものだけだ。120本のネジがあるということは、少なくとも240個の穴を開けて、しかもねじ切りを120回しているわけで、よくこんな忍耐強いことができるものだと呆れる(自分で)。まあ、しかし、小説を書くときは、何十万回もキーボードを押しているわけだから、同じか。でも、小説は仕事だし。

 先日のよしもと氏、羽海野氏とのおしゃべりではないが、僕は秋から春にかけて、家ではずっとカーディガンを着ている。研究室にいるときも、だいたいカーディガンだ。部屋着として楽だし、暖かいので着心地が好きだ。しかし、カーディガンというのは、古くなると固くなるような気がする。袖口も汚れる。だからこの頃では、秋にカーディガンを1着買って、ワンシーズンで着潰すことにしている。そうすると、工作をしているときに着ていても、食事中にカレーをこぼしても、気にならない(スバル氏は気になるかもしれない)。
 あと、リバーシブルの服が最近多い。たいていはジャケットかジャンパだが、このまえ気づいたら、いつも着ているシャツがリバーシブルだった。気づかなかったのは、表も裏も同じ生地だからだ。胸のポケットが裏にもあるので、リバーシブルだとわかった。裏表同じなら、何のためのリバーシブルなのか。答は簡単。裏返しに着ても大丈夫なようにである。安全設計というか、僕のためにあるようなシャツだ。ときどき裏返しに着ていたかもしれない。気づかなかっただけだ。カーディガンもリバーシブルだったら、ツーシーズン着られるかも。

 人の生き方も、あるときひょいと裏返しになっても、全然普通にやっていけると素晴らしい。裏返しになれるというのは、ある意味で裏表があった方が良いわけだし、裏も表と同じくらいしっかりしていなければならない。抽象的かな。

【理科】 パイプ2

 棒状のものを曲げたり捩(ねじ)ったりするとき、棒の断面の中心に材料が集まっているよりも、外周に材料がある方が強い。これはモーメントのためで、つまりはテコと同じ理屈である。だからたとえば、同じ量の材料を使うときは、丸い棒よりも、中心部を穴(中空)にして、太くした方が強くなる。これがパイプだ。間違えないでほしいのは、穴があいているから強いわけではないこと。同じ径なら、穴が開いていない方が強い。パイプが強いのは、重さが同じならば強い構造になる、という意味だ。たとえば、鳥類の骨は中空で軽くなっている。金属バットもそうだし、自転車のフレームもパイプで作られている。
 パイプを曲げると、拉(ひしゃ)げるように潰れてしまう。そこまでいかなくても、曲げる方向には幅が狭くなり、逆に両サイドに幅が広くなる。つまり、円形を保持できない。加工で、綺麗にパイプを曲げたいときにどうすれば良いのかは、2006年の6/11の【理科】で書いたので、参照されたい。
 パイプを鋸で切ると、簡単に切れるものの、形が歪んでしまうことがある。パイプカッタというパイプを切断するための専用の工具があって、周囲を刃が回るようにして切る。ただ、材質や径によって向き不向きがある。ゴム動力の飛行機を作るときに使うアルミのヒューム管は、カッタの刃を当てて、ごろごろ転がして傷をつけてから折ると、綺麗に切ることができる。ガラス管の細いものを切ったことがあるが、このときはダイヤモンドのヤスリを使い、周囲に少しずつ時間をかけて傷をつけてから折った。
 ところで、パイプ(pipe)とチューブ(tube)はどう違うのだろう? ほとんど区別がないように思われる。ちなみに、アメリカではpipeというのは標準化さた規格品のことで、径が決まったものを示す。それ以外のものをtubeといい、区別しているようだ。でも、イギリスでは規格品もtubeと呼んでいるように思う。日本では、金属などの固いものがパイプで、ホースのようにフレキシブルなものをチューブと呼ぶことが多いみたいだ。

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