2008年03月25日(火曜日)

【HR】 よしもとさん宅訪問

 暖かい。名古屋では桜はまだだけれど、東京ではもう咲き始めている。どういうわけか、西の名古屋の方が毎年、桜は遅い。それだけ、冬が寒いということか。
 「ダ・ヴィンチ」のI子氏と待ち合わせをして、打ち合わせをした。このMLAの残り9カ月の展開についてと、今年の後半に執筆する予定の長編について。雑誌の連載でいくか、書き下ろしでいくか決めていないが、仕事としてはかなり以前に受けているもの(発端は5年ほどまえになる)。どちらかというと、書き下ろしに僕自身は傾いている。連載という形態が自分のやり方に少々マッチしないからだ。

 夕方、下北沢へ。よしもとばなな氏のお宅を訪問。初めてである。羽海野チカさんもいらっしゃっていて、彼女とは昨年の今頃、名古屋の拙宅で対談をしたので、約1年ぶり。よしもとさんの方は、4カ月ぶりくらい。さっそく、お茶をしながらおしゃべり。
 よしもと邸は、可愛い小物が沢山飾ってあって、「水平な場所には必ずものを置く」というポリシィは僕と似ている。犬も猫も2匹ずついて、足許にすり寄ってくる。下の写真は、よしもとさんの家の玄関に飾ってあったもの。

 それから、近所のお店などへ繰り出す。アンティークやおもちゃの店を何軒か回り、最後は、有名な(日本唯一らしい)プレィ・モビル専門店へ。一番欲しかったのは、お店の入口に立っている人間大の巨大人形で、僕のガレージに2体あるものの別バージョン。30万円くらいで売ってくれないだろうか、と思って、いちおうきいてみたが、売りものではもちろんない。しかたなく、ちょっとしたものを2箱ほど購入。このため、大きな荷物を持ってその後不自由に歩くことになってしまった。
 料亭に到着。ここで、巨大ヒラメ1匹をみんな(5人いた)で食べた。お刺身にしたり、蒸したり、唐揚げにしたり、お味噌汁に入れたり、炊き込みご飯にしたり。握り寿司になっても出てきた。満腹になった。
 何の話が多かったかというと、カーディガンを着ている人の魅力についてとか、人材募集の方法についてとか、お父さんが刑事の家の娘がいかに嘘をつくかとか、熊の頭が重すぎるとか、まあ、そういうアカデミックな……。
 そのあとも、もう1軒場所を変えて、コーヒーを飲みながらおしゃべりの続き。帰ってきたら12時近かった。

 「どきどきフェノメノン」文庫版(4/25発行予定)の解説を女優の多部未華子氏よりいただいた。「そう、こういう解説が欲しかった」と感じる一文だった。感謝。4月は「クレィドゥ・ザ・スカイ」文庫版で押井守氏の解説もあって、対照的ながら、しかもいずれも大変面白い。

【算数】 2人の外国人

 外国人が2人立ち話をしている。背の高い外国人はフランス語を話している。また太った外国人は英語を話している。彼ら2人に質問をしてみた。「あなたはフランス人ですか?」という質問に1人は頷いた。また、「あなたはイギリス人ですか?」という質問にも1人が頷いた。さて、背の高い外国人はどこの国の人でしょうか?
 もの凄く素直に捉えると、背の高い方がフランス人、太った方がイギリス人、という答になるが、少し数学的に捉えてみよう。まず、背が高い人と太った人が別人であるとは書かれていない。つまり、背が高く太った1人と、もう1人がいるのかもしれない(その人の体格はわからない)。すると、1人がフランス語と英語を話している。もう1人はしゃべっていないかもしれない。質問に頷いたのは1人だけで、その人はフランス人でもあり、イギリス人でもあるかもしれない。しかも、それは背の高い太った人ではないかもしれない。したがって、この場合は答は不定である。
 また、フランス語を話すからフランス人だという保証はないし、同様に、英語を話しているからイギリス人であるとは限らない。たとえば、背の高い方はイギリス人で、太った方はフランス人で、2人ともフランス語と英語が話せるとすると、インテリのエチケットとして、相手の国の言葉で会話をするだろう。この場合、背の高い方はイギリス人になる。
 この種の論理クイズでは、黒い毛の羊を見た数学者たちの話や、そっくりな2人の子供に「双子?」と尋ねて否定される話などが有名で、ほとんど同じものが世界中に広まっているように思える。ここ10年ほど、新しいネタを聞いたことはない。

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