2008年03月23日(日曜日)

【HR】 またバーベキュー

 少し曇空だったが、風もなく暖かい。
 朝から小説の仕事を片づける。「D&D」を見直して、5回分をまとめて発送。「カクレカラクリ」のゲラも最後まで読んだ。お終い。3月の主なノルマはこれで片づいた。明日からは4月分の仕事を前倒しで進めるつもり。
 長男S氏と長女M氏がいるので、バーベキューをすることになった。午前中に食材を買い出しにいく。帰宅後、デッキで準備を始めた。バーベキューのセットはガレージにあるので、すべてを鉄道でデッキまで運搬した。木炭に火をつけて、すぐに肉を焼き始める。蒸気機関車に比べたら簡単なものだ。
 パスカルもデッキに出てくるけれど、つまらないので、庭の方へ行ってしまう。ときどき、電車に乗って庭を一周してくる。暑くもなく寒くもない、ちょうど良い気候である。デッキの横には桜の大木があるけれど、まだまだ咲きそうにない。

 今読んでいる小説は文庫本で250ページくらいだが、僕はこれくらいの厚さで読むのに1週間ほどかかる。それくらい読むのが遅い。たぶん、2時間以内に読んでしまえる人もいるのだろう。しかしやっぱり、200ページ、多くてもせいぜい250ページくらいの厚さが良いなあ、と思う。僕の小説はまだまだ厚い。Gシリーズから入った人が、昔の本を読んでくれることがあるのだけれど、むずかしくて読めない、という感想をいただく。
 出版社から来た手紙で困ったことが2つ。1つは、支払い明細なのだが、何項目もあって、金額が並んでいる。何日にいくら振り込まれます、ということはわかる。しかし、いったい何の支払いなのか書いてないのだ。使用料とか、小説その他といった抽象的なことしか書いてない。以前からこうなので、「何のお金ですか?」と尋ねると、「はい、調べます」という返事が来るだけ。信じがたいシステムである。もう1つは、「この住所には出さないように」と何度もお願いしている宛先を何度も書いてくる出版社。そのデータを消してくれ、とお願いしても、担当者が違ったり、部署が違ったり、結局しばらくすると同じことを繰り返し。これも信じられない。
 何だろう? もしかして喧嘩をしたいのだろうか? こんな些細なことで怒りたくはないのだけれど、でも怒らないと話が伝わらない人たちは、たしかにいる。

 雑誌が何冊か届いたので、午後はのんびりとそれらを読んだ。体調は良くなった。夜は工作。

【社会】 綺麗事の演出

 10年くらいまえだったと思うけれど、衛星通信を使って授業をしてほしい、という依頼があった。学内にその設備が導入されたので、それを使用している実績がほしい、みたいな話だ。そこで実現したのは、隣の大学とテレビ電話で話をしながら、双方の学生が講義を受けられる、というものだった。しかし、その隣の大学は、車で15分も走れば行ける距離なのだ。なにも衛星を使ってやらなくても良いのではないか、と思えたが、そういう疑問の声は何故か出なかった。
 一方では、大学のコンピュータの端末室は、朝9時から夕方5時までしか使えない。国際化を叫びながら、これでは、地球の反対側とチャットもできないではないか、という意見を述べたことがあるけれど、まったく聞き入れられなかった。
 パソコンを使った教育をどのように行っているか、という視察団をアメリカへ送ったりしていたので、そんな金があったら、パソコンかソフトが買えるだろう、と感じたが、そういう意見は出なかったようだ。
 僕が若い頃には、1990年代には宇宙ステーションが実現する、と言われていた。それがなんのかんのと遅れて、ようやく今頃になって形が整ってきた。こういうとき、必ず小学生や中学生を何人か集めて公開のイベントを行い、「子供たちの夢」みたいなことを大人が押し付ける光景が見られる。衛星放送を使った講義と同じく、マスコミ向けのサービスなのか、自己満足なのか、わからないけれど、「そんなことをするためのものか?」という声は発するべきであろう。
 だいたいが、予算を取って行われる企画は、このように「見せかけ」の綺麗事を演出して、花火のように拍手をして「綺麗だなぁ」で終わってしまうのである。

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