2008年03月21日(金曜日)
【HR】 不調と未熟
今日は晴れ渡った。風が強い。しかし、昨日から体調が非常に悪い。花粉のせいだと思うけれど。
マスクをして、スバル氏とホームセンタへ。僕はパスカルと駐車場で待っていて、その間にゲラを読んだ。
「D&D」は2回分を書いて5回分が揃った。推敲は後日。もうこれで17回分も書いたことになる。2年の連載なので100回くらいの見当。「カクレカラクリ」のゲラは80%まで。
体調が悪いわりに工作はできた。山積みの課題の中から簡単そうなものを選んで片づけたせいだ。このようにしていくうちに、ついには本腰を入れて取り組まなければできないものが掘り出され露わになる。それをせざるをえなくなるわけだ。
機関車のメンテナンスもしていて、ガラス管が一部割れているのを発見した。これを修理するためには、同じ寸法のガラス管を購入する必要があり、その算段をした。ネットのおかげで、以前に比べれば格段に便利になったけれど、それでもまだ珍しいものは、どこで入手したら良いのか、と探すことがときどきある。
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佐藤氏からいただいたポンプを機関車に取り付ける工事も、昨夜から始めて、まだ序盤戦。配管を行っている。少し進めるとなにか問題が起こり、そこで考え込む。写真を撮って、佐藤氏に送って相談したりしている。一番の問題点は、この機関車がすべてインチ規格で作られていることだ。ネジも違えば、パイプの太さも違う。少しずつインチ規格の工具や材料も揃えているものの、やはりここぞというときには足りない。
写真のレディ・マドキャップという機関車は、今の家に引っ越すまえに中古で手に入れたものだ。引越で持ってきたものの中で、これが一番重かった。大人2人でやっと持ち上げられるくらい(上がるだけで歩けない)。当時はまだ線路がなかったから走らせられなかった。線路工事に数年かかり、それからこの古い機関車を直した。最初に走ったのは2年まえの春だ。その後も、改造を重ねている。
機関車に比較してみると、飛行機というのは本当に簡単な機械である。エンジンさえ回れば(これが技術的にけっこう難しいが)、あとは木や紙で作れるようなものばかり。ギアもないし、サスペンションもない。舵はワイヤで引けば良い。手作りの飛行機で空を飛ぶ趣味は、アメリカなどでは一般的であるが、それだけ簡単だということ。ただ、ミスをすると1回で終わってしまうけれど。
メカニズム的な難しさは、自動車>機関車>飛行機>船の順だろうか。自動車は自作するとしたら大変である。
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さて、5日間、とても楽をさせていただきました。有栖川有栖氏の特別講演は今日で最後です。どうもありがとうございました。
【音楽】 セピア色の歌声
有栖川です。もう五日目ですか。
二日目から四日目まで、学校の想い出話になりました。科目別に話題を考えたせいでしょう。最終日は音楽の授業について、ノスタルジックに書くことにします。体育もからめて。
学校では、色々と意に沿わぬことを強いられます。私は、できないと判っているのに跳び箱をやらされるのが嫌でした。水泳が苦手なのでプールも嫌い(泳ぐ以前に、濡れることが嫌い。猫科ですね)。小学六年ぐらいから算数にうんざりし始め、版画を彫ったり(絵を描くのは好きでした)ラジオを作ったりするのもノー・サンキュー(森さんとは大違いですね)。まあ、学校はそういうところで、人生は甘くありません。
ある時、学校でやらされることで最も不愉快なのは何か、と考えてみました。もちろん、人には得手不得手がありますから、答えは人それぞれでしょう。条件つきで考えなくてはなりません。私が出した結論は、「音痴が歌わされること」でした(それにしても音痴というのはきつい表現ですね)。
学校の先生はアレをやれコレをやれと迫ってきますが、できないものはできない。私は鉄棒の逆上がりもできませんでしたが、「挑戦したけれど無理だった」というところを見せればすむので、精神的な痛痒はさして感じませんでした。
歌は事情が違いそうです。音痴なクラスメイトがいました。音程がまるで取れず(すべての音がラ)、みんなが笑ったりからかったりしたわけでもないのだけれど、テストではつらそうでした。今、彼がどうしているか知りませんが、カラオケに誘われるのを迷惑がっているのでは、と想像します。
私はというと、音楽の時間は気分転換ができるので好きでした。さしてうまくなくても歌うことは楽しい。テストの時は、気持ちよく歌い上げました。人間にはおかしな習性があって、「照れくさいわ」「そんな気分じゃねーよ」と思っていても、いったん歌いだしたらみんな真剣になります。だから歌のテストを見るのは面白かった。友だちが一人ずつ前に出て、大真面目で個性がにじんだパフォーマンスをする、という儀式ですからね。体育のテストはつまらない。できない者は一様にできないだけだし、私みたいに最初からふてている。
懐かしいですね。高校の歌のテストでは『愛の賛歌』を熱唱したこともあります。先生が関西歌劇団のバリトンで、いい声をしていました。それにしても、みんなで『愛の賛歌』とは。笑いますね。男子校ですよ。
ほんの雑談でしたが、これで特別講義はおしまいです。鼻歌とともにフェイドアウトしましょう。皆様、さようなら。ご機嫌よう。