2008年02月27日(水曜日)

【社会】 寿命と時間感覚

 平和な世の中が続き、医療も進歩したため、平均寿命はどんどん延びている。これは世界的な傾向だけれど、特に日本は増加率が高い。この50年で20歳くらい伸びている。これは、比率にすると、3割以上増えたことになる。
 そうなると、50年以上まえに決められた規則で、人間の時間に関するものは、意味合いに変化が生じる。たとえば、成人は20歳だが、もともと成人前後の人生は時間的にせいぜい1:2だったものが、今では完全に1:3になった。しかも、この成人も18歳に引き下げられようとしている(世界的には18歳が普通だ)。
 会社の定年は、もともとは55歳だったけれど、もうとてもそんな状況ではなくなってきた。60歳、あるいはそれ以上に、じわじわと上がっているようだ。個人の住宅は、普通は1度建てれば、それで一生が終わりだったが、これもやはりこれからは違ってくるだろう。最も顕著なのは、子供を育てたあとの時間が長くなったということだ。軽く倍増している。これがライフスタイルに与える影響は大きいものと思う。
 犯罪を犯した場合の刑期も、人生に対する比率からすれば、3割アップしても良いのかもしれない。昔は15年の刑期といえば、残り人生の大半だった人が、今では、まだまだそのさきがあるので、罰としては相対的に緩くなっているだろう。
 話は違うが、サザエさんを見ると、現代の年齢層とかなりかけ離れていることに気づくはずだ。アナゴさんは20代の設定である。キャラクタが今の年齢よりも上に見えるのは、寿命に関する相対的な感覚の差によるものかもしれない。

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