2008年02月19日(火曜日)

【HR】 ありえないこと

 まだ本調子ではないが、まあまあ。今日も晴天で9℃くらい。明日は11℃の予報だ。楽しみ。
 午前中にスピーカが届いた。庭で箱から出して、まず段ボール箱や発泡スチロールを解体。箱を保存しておけば、あとで運んだり売ったりする場合に有利なのだが、そういった考えは僕にはまったくない。コンピュータも電化製品も模型も、すべて箱から出したら箱をすぐに捨てる。あとは出しっ放しである。

 良い音がした。買って良かった。がんがん鳴らしながら、仕事をする。「銀河不動産〜」の初校を1/8まで見る。「日経パソコン」第59回のゲラも確認。PHPの雑誌に書いたエッセィもゲラが昨日来たが、ちょっとびっくりするものだった。
 このエッセィは、依頼では「原稿用紙4枚」という指定だった。僕は原稿用紙には書かないが、この範囲に収まるように(つまり20文字で改行した場合に61行〜80行の範囲になるように)原稿を推敲した。通常、エッセィは言葉を削る方向で推敲する。最初は長くなりがちだが、シェイプアップして短くするのである。
 これを送ったところ、編集者から「少し短いから7行〜16行ほど長くしてほしい」という指示が来た。世の中には非常識な人間もいるものだと思ったが、編集部に派遣されたバイトの人かもしれない。たぶん、ものを書く仕事がどういうものか知らないのだろう、と思い、べつに怒ったりはせず、「修正は無理です。ボツにしていただいてもけっこうです」と返事をした。すると、いちおうの謝罪が来て、「こちらで調整します」という返答だった。調整ができるのなら最初からそんな要求はするな、とは思ったけれど、もちろんこれ以上関わりたくないので黙っていた。
 今回ゲラが来たのだが、なんと、文章の9箇所に勝手に改行を入れて、行数を稼いでいるのだ。これには呆れた。訂正を出したものの、あまりに酷いので、編集長に抗議をした。編集長は謝罪してきたが、おそらく「文芸」というものを理解していない部署なのだろう。この場合も、僕は個人を恨むことはない。こういったことを許す組織に問題があると考える。今回も原稿料は受け取らず、PHPの仕事は今後一切しないことにした。このように、トラブル再発を避けるためには自分のやり方を変えるしかない。
 過去にも、書いたものに対して「長くしてくれ」とか「短くしてくれ」と言われたことが数回あるが、それを言うのならば、何文字で何行に収めろ、と最初から条件を明示してもらいたいものだ。指定の条件どおりに一度書いたものを、フォーマットの都合で直すなんて、「ありえない」ことである。額縁が大きめだったから、もう少し絵も描き足してくれ、と画家に要求するのと同じだ。どうしてもそれが必要ならば、もう一度締切をもらって、最初から違う作品として書き直すしかない(それをしたことも1度だけある)。それくらい、こちらは言葉を選び抜き、文章を最適化し、完成したものを送り出しているのである。それがプロではないか。
 また、勝手に改行を入れたりする行為は、明らかに「改竄」であって、これは著作権にも関わる不当な行為だ。言語道断というか、問題外である。笑いたくなるほど呆れたレベルといえるだろう。
 それで腹を立てて不機嫌かというと、全然そんなことはない。これくらい、出版界では日常茶飯事のことと理解している。まったくつき合いきれない世界だ。なるべく早く足を洗いたい。

 素敵なサウンドで音楽を聴いているので、今はナイス。工作も快調にできたし、機関車製作部のレポートも書き始めたし、体調も戻ってきたし、今日はとても楽しかった。

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