2008年02月19日(火曜日)
【社会】 値上がりが普通
物価が上がりそうな気配である。しかし、振り返ってみると、僕が生まれてから成人するまでの20年間は、それこそ10倍も20倍もものが値上がりする時代だったから、「ものの値段は上がるものだ」という頭がそもそもある。その後の30年間は、まったく物価が上がらないから、なんか不自然だな、とずっと違和感を持っていた。
若い頃に比べて、同じ値段で比べれば、あらゆるものが格段に高品質になっている。食べものなんか、本当に美味しくなったし、機械は高性能になったし、どこもかしこも快適になった。つまり事実上どんどん値下げしてきたようなものだ。
趣味のものは特に安くなっている。よく書いているのは、工具や電化製品だ。10分の1くらい安くなった感覚である。とにかく、昔はとんでもなく高かったのだ。どうしてこんなに安くできるのか、と首を傾げる30年間だった。
こうした値下げは、安い労働賃金を海外に求めたり、あるいは、機械化による合理化を進めたり、そんな工夫がなしえたものである。しかし、それらもいずれは達成されるから、当然頭打ちになる。それが今の状況だ。したがって、また元のとおり値上がりしていくだろう。むしろ今までが不自然だったと考えた方が良い。
省エネについても、僕が大人になってから、もの凄く技術が進歩し、あらゆる分野でどんどん省エネが推し進められた。これは素晴らしいことだ。しかし、これも達成されつつある。もう頭打ちになりつつある。だから、やはりエネルギィ問題はこれから再度深刻になるはずだ。
簡単にいうと、やれることはほとんどもうやってしまったのである。