2008年02月12日(火曜日)
【国語】 いるかあるか再び
2005年10/20の【国語】で「いるかあるか」を書いた。この問題は、その後も何度かことあるごとに思い浮かぶ。TVでアナウンサが、「現在、現場付近は規制されてあります」なんて言っていると、「それは、います、だろう」と突っ込みたくなる。「いる」なのか「ある」なのか、わりと難しい。みんな無意識に使い分けているのだから、日本人って凄い。
「道具は片づけてある」はおかしくないが、「道具はかたづけている」はおかしい。「道具は片づけられている」は良いが、「道具は片づけられてある」はおかしい。やはり、主語が人間であれば「いる」が多く、ものであれば「ある」が多い。でも、「看板が立っている」であって、「立ってある」ではない。しかし、「看板が立てている」は変で、「立ててある」である。
両方使える場合も多い。「綺麗にしてある」「綺麗にしている」などがそうだ。これは、意味が少し違う。「店は開けてある」「店は開けている」なども両方可だ。前者は今の状態を、後者はいつもそうしている、という意味合いが感じられる。
これが、「います」「あります」になると、少しわかりにくくなるかもしれない。「靴はどこに置いていますか?」と「靴はどこに置いてありますか?」は、どう違うだろう? 前者では、相手の日頃の置き場所を尋ねているが、後者では、今の状態を尋ねていて、自分の靴がどこに置かれたかをきいているように聞こえる。
微妙な日本語を使えることを誇りに思おう。