2008年02月07日(木曜日)

【国語】 まめ

 このまえ節分だったので、「まめ」について書こう。豆ではない。漢字で書くと「忠実」である。
 「そういうことには、まめだよね」というふうによく会話に現れる。意味としては、「労苦をいとわずよく勤め働くこと」だろうか。これは広辞苑にあった2つめの意味だ。ちなみに、1つめには「まごころがあること」とあるし、3つめは「生活の役に立つこと」、4つめは「身体の丈夫なこと」の意味が書かれていた。僕が知る限りでは、この4つめの意味は、年輩者にはわりと使われている。でも、まごころや役に立つの意味では聞いたことがない。節分で豆を撒くのは、躰が丈夫になることを願ってだと子供の頃に学校で聞いたが、間違いかもしれない。「魔滅」に音が近いという説も聞いたことがあるが、本当かどうかは知らない。
 「まめまめしい」という言葉もあって、誠実であることを強調した表現だが、これも今はほとんど聞かないように思う。
 さて、現在では、「まめ」という言葉は、完全な褒め言葉ではなく、少々嫌味が込められているように感じる。特に、第三者のことを、「あいつは、まめだから」と言うときは、かなり嘲弄しているイメージが伴う。似たものに、「器用」とか、「真面目」とか「優等生」などがあるかも。
 さて、「まめですね」と言われて素直に嬉しいかどうか、きっと年齢によって違うだろう。

« 1つ古い記事「書店と脱サラ」 | 1つ新しい記事「またも経理ミス」 »