2008年02月01日(金曜日)
【社会】 年金は何が悪いのか
スバル氏が、社保庁の話をしていた。この忙しい時期に、バイトで外国人を雇ってしまい、データのミスが多くて困っている、という話(僕はニュースのソースは未確認)。「こんなときなんだから、もっと有能な人材をどんどん雇ったら良いじゃない。お金をどんどんつぎ込んでさ」と彼女は指摘する。
そこで、僕はこう答えた。「それができないんだよね。国立大学でもそうだけれど、バイトを雇う場合、賃金は年齢によっていくらと決まっている。どんなに有能な人でも一律なんだ。それから、同じ人間を毎日は雇えない。勤務時間の上限が決められているから、毎日来てほしいときは、3人くらい雇って作業を分担してもらうことになる。同じ人が1人でやった方がはるかに効率が良くても、それは認められない」
「どうしてそんな決まりがあるのですか?」と事務方に尋ねると、「いえ、そういう決まりです」という答が返ってくる。もう「前例だ」と言われると、絶対に逆らえない。特別な場合なのだから、という理由は通らない。絶対に無理。したがって、年金がちゃんと正常化されるなんて、絶対にありえない、と思ってまちがいないのである。
65歳なのか、知らないけれど、年金がもらえる年齢になったら、年金が自然に送られてくる、と思っていたら大間違いだ。いくら読んでも意味が全然わからない説明を何度も読んで、ようやくもの凄い沢山の意味のない書類を揃えて、平日の昼間しかやっていないから仕事を休んで、何度も足を運んでいくと、必ず文句を言われ、これが足りないあれが足りないと突き返される、しかもそんな説明はどこにも書いてないし、もちろん明瞭に説明なんかしてくれなくて、しかたなくまた出向いて、という苦労を重ねると、もしかしたらもらえるかもしれない、それが年金だ。「そんな面倒なことできるか!」とまっとうな判断をして諦める人間が少しでも沢山出るようにデザインされたシステムなのだ。あるいは、歳を取って根気がなくなり、半分ぼけてしまった人には支払わなくて良いから、それを見越して成り立っているシステムなのである。少なくとも今まではそうだった。
年金の何が一番悪いのか、それは支払った分の金が戻ってくると期待することである。もらえたら儲けもの、と思っていれば腹も立たないだろう。福祉税だと思った方が良い。