2008年02月20日(水曜日)

【HR】 飼い主馬鹿

 春が近いかな、という感じ。体調はまあまあ。でも、花粉が飛ぶので、しばらくこれ以上に良くはならないだろう。
 オークションで珍しい機関車を入手した。日本製だが、戦前のおもちゃで、アルコールを焚いて蒸気で走るライブスチームである。井上昭雄氏がこのタイプを好まれていて、似た形の機関車を何機も作られているので、もしかして、と思って入手したところ、井上氏が長年探されていたモデルだった。もちろん、即プレゼントすることに決定。喜んでもらえて、とても嬉しい。箱が当時のもので、蓋の裏に使用上の注意が書いてあった(漢文みたいな文章で)。

 スバル氏が買いものに出かけたので、留守番をしながら仕事をした。「銀河不動産〜」のゲラを1/4まで見た。「θ」文庫のゲラは、電話で結果を伝えて校了。今週は「D&D」を書こうと思い、音楽を聴きつつ、内容を考えているところ。明日くらいから書き始められるか。
 出版社とのトラブルは、毎年この春先の時期が集中しているように思う。これは、この時期に僕の機嫌が悪い、ということは全然なくて、たぶん、出版社で異動があったり、年度末だったりするのでごたごたしている時期なのだろう。浮き足立っている感じがする。
 今日も沢山荷物が届いたけれど、スバル氏が留守のときに荷物を受け取ると、なんとなく得をした気分になるのはどうしてだろう。彼女の手を煩わせたくない、という気持ち以上に、なにかしら仄かに嬉しかったりするのだ。そういうときは、もちろん、こっそりガレージに荷物を運び入れ、人目につかないようにするのである。「また買ったの?」という目を避けるためである。

 夕方はパスカルを乗せて、駅までスバル氏を迎えにいった。パスカルは相変わらずR2-D2の真似をするのだが、機関車製作部の最新レポートでこれを世界に向けて発信することにした。空振りに終わることは必至だ。実は、これは全然上手く真似ができていないときのもので、もっと似ているのだけれど、カメラを向けられると、高いピーという音を出さなくなるのである。非常に残念だ。
 よく「うちの犬は○○ができる」というので、TVに登場させる「飼い主馬鹿」がいるけれど、まったく寸分違わず、R2-D2もこれらと同じである。1つだけ弁解できるとしたら、「親馬鹿」よりは「飼い主馬鹿」の方がやや許せるかな、ということくらいか。

【国語】 最薄

 ケータイのコマーシャルで、「世界最薄」というのがある。これは、普通なら「さいはく」と読むところであるが、わざと「さいうす」と変な読み方をしているのだろう。しかし、それが変だと気づかず、日本中にこの用法が広まる気配があり、大いに心配している(嘘)。
 こうなると、「最強」は「さいつよ」になるし、「最高」は「さいたか」になるし、「最長」は「さいなが」になるし、「最速」は「さいはや」になる。これらは、案外いけそうな気がするから、やっぱり広まりそうだ。
 でも、「最大」を「さいおお」では、「最多」と区別がつかない。「最小」は「さいちいさ」、「最少」は「さいすくな」で、これは逆に区別がつくが、かなりシュールになってくる。
 「最終兵器」は「さいおわへいき」になるし、「最前線」は「さいまえせん」になるし、「最高値」は「さいたかね」になるだろう。あ、最後のはこれで良いのか……。そう、「最安」なんかも、「最安値」があるから、既に「さいやす」で使われているかもしれない。
 たしかに、「最広」を「さいひろ」といえば、通じやすいと思う。「最硬」を「さいかた」といえば、これもなんとか通じるような気もする。「最若」を「さいわか」、「最細」を「さいほそ」というのもわかりやすい部類ではある。いずれも、音読みだと伝わらないだろうから、これらは使う価値はあるかもしれない。
 さらに出てきそうなのは、「最ヤバ」「最マジ」「最キモ」くらいだろうか。

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