2008年02月13日(水曜日)

【HR】 ラジオ局とライブ

 この冬最強の寒波らしい。たしかに風が冷たかった。体調は良くなりつつはあるが、まだ健康の半分くらいか。
 スバル氏と一緒に銀座へ。有楽町の駅ですぐさま別れて、僕は天賞堂へ。模型は新製品も中古品も面白いものはなかった。やはり、この頃「もう欲しいものは日本にはない」という感覚が強い。洋雑誌1冊だけ買った。あとは(どこの模型屋でも買えるような)塗料と工具を調達した。少し荷物が重くなってしまった。
 荷物を置きに某所へ寄ってから、タクシーでFM東京へ。1月からエッセィの連載「D&D」を携帯サイトで始めたのだが、これまでに担当のK西氏に会ったことが1度あるだけだった。FM東京は半蔵門の目の前にあるビルで、日本コンクリート工学協会とも近い。ご挨拶をしたあと、社内でスタジオやCDのライブラリィや編集室などを見せてもらった。べつに、取材というわけではない(というか、かつて取材をしたことがあったっけ?)。K西氏は、ずいぶんまえに名刺交換会に参加したことがあったらしい。そのときの森博嗣の名刺を持っていた(当時、彼はまだFM東京にはいなかった)。名刺交換会がこのように仕事に結びつく機会は、実は大変多いのである。

 次は、東京ドームへ。スバル氏はもう何度もライブでドームへ来ているが、僕は東京ドームの中に入ったのは初めてだった。
 ポリスのライブを観にきたのだ。これまた珍しいことである。スバル氏と一緒にライブなんて、もしかして初めてではないか、と彼女と話し合ったのだが、結婚まえに1度だけあったし(つまり30年くらいまえになる。これは僕が覚えていた)、結婚後はクラシックなら1度あったらしい。そのときは子供も一緒だったとか(こちらはスバル氏の記憶。僕は忘れていた)。だから、2人でロックのライブに行くなんて、凄いレアな体験といえる。音楽の趣味がそれくらい違うからだ。まあ、ポリスがぎりぎりの接点だったということか。どちらかというと、スバル氏の方が好きで、僕は、「観てみたいかな」くらいの感じだった。でも、演奏された18曲(くらい)のうち、聴いたことのないのは1曲だけだった(もっとも、僕は曲のタイトルを記憶しない)。まあ、つまりヒットの多いグループではある。このライブのことは、FM東京の連載「D&D」に書くと思うので以上。
 終わったあと、外がもの凄く寒かったけれど、地下鉄で帰った。風邪は少しずつ良くなっている。良かった、ライブに来られるくらいの体調で。

【算数】 いくつ?

 何度も出ているテーマだが、際どいものを幾つか思いついてみよう。

1)メダカが1匹います。そこへクジラが1匹やってきました。さて全部で何匹になったでしょう?
2)富士山が見える公園の砂場で、太郎君は砂の富士山を1つ作りました。富士山は全部でいくつになりましたか?

 ものを数えることは、簡単なようで難しい。「1つ」という状態を定義しなければならないし、それが同じように数えられる対象か、という判断も必要だ。たとえば、

3)ケーキを縦に半分にし、さらに横に半分にしました。ケーキはいくつになりましたか?

 という問題は一見簡単かもしれないけれど、厳密にいうと、こぼれ落ちる小さな欠片をどうするのか、など、現実的に考えると難しくなるだろう。そもそも「半分」「切る」などの定義、あるいはその誤差をどこまで許容するのか、という議論にもなりかねない。このまま、ナイフを入れる回数を増やしていくと、たちまち欠片との区別もつかなくなる。
 また、これが「ケーキ」ではなく、「1000円札」だったらどうなるのか。あるいは、「人間」や「地球」だったらどうなのか、ということを想像してみよう。対象が違うと、答が違ってくるなんて、算数としては変ではないか。算数とはもっと普遍的なもののはずなのに、と悩んでしまう。
 ちなみに、砂の山と富士山は、1万倍くらい大きさが違うから、重さにすると、1兆(1012)倍ほどの違いがある。これは、ちょうど、キロ、メガ、ギガの次にくるテラである。コンピュータ関連の進歩を見てきた者には、そんなに大した差でもないかも、と思えてしまう。
 むしろ、こんなに大きさが違っても、同じものだと数えられる人間の認識力の方が凄い。

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