2008年01月15日(火曜日)

【理科】 Oリング

 Oリング(オーリングと読む)を知っている人はどれくらいの割合だろうか。工学系の人、ちょっとDIY系の人なら普通に知っているはずだ。黒いゴムのシール用パーツ(パッキング)である。多くの機械、特に液体や気体を扱うような機械では、まずまちがいなく使われているパーツだ。ホームセンタでもハンズでも売っている。消耗品なので、ときどき取り替えることになる。そういえば、スペースシャトルの悲劇的な大事故が、このOリングのせいだったと報道されていたように記憶する。
 Oリングの「O」は、リングの形のことではない。ゴムの部分の断面が円形であるため、この名前がついている。つまり円形ではない形の断面のリング材と区別しているわけだ。
 耐圧、耐熱、また耐油性などがパッキング材には要求され、その条件を越えては使えない。不具合があってOリングを交換するときは、たいていゴムが劣化して、切れていたりする。隙間ができて用をなさなくなるまえに交換しなければならない。
 ゴムではない材質のものあって、僕はシリコンのリングをよく使う。黒いゴムでないものまでOリングと呼ぶのかどうかは知らない。耐久性はシリコンの方が優れていると思う。ただ、摩擦が大きくなるのでピストンのリングなどには使いにくいようだ。工作室には、よく用いるサイズを20種類くらいは常備している。
 最新鋭の機械でも、このOリングが1つのウィークポイントになっているものが多い。かなり頻繁に交換しなければならないほど劣化の早い材料なのに、これを使わなければならないことが、である。

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