2008年01月15日(火曜日)

【HR】 オビについて念のため

 この寒さがこの時期の平均らしい。今朝は氷が張るほど冷え込んだものの、日差しは暖かく、日中はぽかぽかとした陽気だった。パスカルと庭で遊んだし、久しぶりにバキュームで掃除もできた。ホームセンタへ行き、また鉢や苗を買い込んだ。

 この頃、工作に没頭できて幸せだが、このようになにかを作っているときは、それに関連する本を読みたくなる。一度読んだ古い文献でも、再読すると新しい発見ができる(小説では情報量的にこういったことがまずない)。興味がそちらへ集中し、役に立つものはないかと探す、自分がそちらへアンテナを向けている姿勢が、このような発見につながるのだろう。ただ考えているだけではこうは絶対にならない。手を使って作っていると、それだけ長い間ずっとそこに集中していられる。結局、もの作りの面白さはこんな「無心」にあるみたいだ。

 修理をした機関車の水タンクの試験をした。まだ走らせてはいない。アルコールで走る小さい機関車で遊んだ。今日も工作室ではしこしこ金属工作。そういえば昨日、左手に怪我をした(笑)。音楽もばんばん聴いている。
 小説の仕事は、「スカイ・イクリプス」の第6話のタイトルを昨日から考えているが、まだ決められない。そのほか、細かいチェックなどが多数。

 先日書いた「オビがいらない」という話だが、自分の本でも、小説では今までこれを強く主張したことがない。何故かというと、自分の小説を手にすることが僕の場合まずないからだ。人にあげることも滅多にない。こんな言い方はどうかと思うけれど、僕には「どうでも良い(関係性が薄い)」本なのだ。それらは、読者のために生産されるものであって、僕のものではない。読者がオビがあった方が良い(あるいは、あっても良い)と感じているのなら、それで問題はないと思う。
 ただ例外として、たまに「これだけは」と思う渾身の一冊があるわけで、そうなると、自分でも多少愛着がわく。そんな例外的な本が「スカイ・クロラ」だったということ。また、エッセィや絵本は、小説よりはずっと大切な本だと感じているし、自分でも手にすることも多いし、また友達にプレゼントする機会もあるわけで、できれば気に入った装丁であってほしい、と思う。
 念のために繰り返すが、オビが悪いのではない。オビのためにカバーデザインが影響を受けることが悪い。だから、たとえオビに隠れてしまって見えなくなっても、オビを外した状態で正常に見えるデザインがなされれば、基本的に問題はない。その場合、オビ付きで新刊を買う人たちには、一番良い見せ方ができない(したがって売れないかもしれない)だけだ。オビの煽り文句で本が売れる効果があるのかどうかは、僕にはまったく興味がない。そんな微々たるもののために経費や頭を使うのが惜しいと感じるだけである。ビジネスだからやむを得ないとは思うので、その点に関しては強い意見はない。

【理科】 Oリング

 Oリング(オーリングと読む)を知っている人はどれくらいの割合だろうか。工学系の人、ちょっとDIY系の人なら普通に知っているはずだ。黒いゴムのシール用パーツ(パッキング)である。多くの機械、特に液体や気体を扱うような機械では、まずまちがいなく使われているパーツだ。ホームセンタでもハンズでも売っている。消耗品なので、ときどき取り替えることになる。そういえば、スペースシャトルの悲劇的な大事故が、このOリングのせいだったと報道されていたように記憶する。
 Oリングの「O」は、リングの形のことではない。ゴムの部分の断面が円形であるため、この名前がついている。つまり円形ではない形の断面のリング材と区別しているわけだ。
 耐圧、耐熱、また耐油性などがパッキング材には要求され、その条件を越えては使えない。不具合があってOリングを交換するときは、たいていゴムが劣化して、切れていたりする。隙間ができて用をなさなくなるまえに交換しなければならない。
 ゴムではない材質のものあって、僕はシリコンのリングをよく使う。黒いゴムでないものまでOリングと呼ぶのかどうかは知らない。耐久性はシリコンの方が優れていると思う。ただ、摩擦が大きくなるのでピストンのリングなどには使いにくいようだ。工作室には、よく用いるサイズを20種類くらいは常備している。
 最新鋭の機械でも、このOリングが1つのウィークポイントになっているものが多い。かなり頻繁に交換しなければならないほど劣化の早い材料なのに、これを使わなければならないことが、である。

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