2008年01月07日(月曜日)

【HR】 本を本棚に入れない人生

 朝は晴れていたが、雨が少し降った。夕方には上がる。久しぶりに冬らしい暗い空。元日から毎日庭園鉄道が運行されたが、今日は運休。雪はまだ降らない。スバル氏が楽しみにしているのだ。なんでも、雪だるまの新作の構想を練っているらしい。そういうことにエネルギィを使う人だ。
 朝は、長女M氏を駅へ送っていった。今日から出勤らしいが、朝が遅い会社である。パスカルも一緒にドライブ。自動車に乗ったときのパスカルのハイテンションは、ちょっとほかに例を見ないほど凄い。車が走りだしてしばらくすると落ち着いて、もう寝たりしている。
 午前中に小説の仕事を片づける。「銀河不動産」の連載は今日も1000文字だけ。まだ完成度20%。「θ」文庫のゲラは25%まで読んだ。樋口氏の「θ」のカバーの案も見た。それから、「道具箱」の修正箇所を電話で伝えて、こちらはほぼ校了。出版社も今日くらいから動きだしているようだ。方々からメールが来た。
 お昼頃、スバル氏と出かけて、郵便局とスーパへ。郵便局は彼女が税金を納めるため。スーパでは食料品だけ。

 帰ってきてから、工作室で久しぶりにフライス盤を回した。簡単にいうと、ドリルの横から材料を当てて溝を掘るようにして削る装置だ。僕のフライス盤は中古で買ったもので、高さ180cm、重さは500kgもある。ここに設置できたことは森家の七不思議の1つ。力はいらないけれど、削っていると肩が凝りそう。作っているのはまだ試作段階のもの。削っているだけで面白い。何を作っているのか忘れてしまうことがある。それくらいプロセスが面白い。

 本がどんどん増えていくわりに、いまだに本棚に本を入れない(模型の雑誌を除く)ものだから、家の方々に平積みで本の山ができている。こうなったら、本棚を買ってくるか、大工さんに頼んで壁一面棚にしてもらうか、あるいは自分で造るか、と考えなくもないけれど、そんなことをしたら、それだけの量の本が居座ることになるのだ。
 しかし、自分の書いた本くらい並べた方が良いかも。なにしろ、月に4、5回は、質問などが来て、「どこにあったかなぁ」と探している。将来的に考えてもせいぜい300冊には収まる。大した量ではない。ただ、それぞれ重版したときの刷まで拘って並べたら、その10倍あるからとても無理だ。人にあげられる新品の本もさらに何千冊とあるし。半分はビニールでカバーされたままのもので、すべてこの10年間にいただいた新しい本ばかり。お客さんにあげるためにも、ある程度は整理されていなければならないし。困ったなあ……。あと、別の自宅2軒にも沢山の本が置いたままだ。置いたままなのは本だけではないのだけれど……。

【理科】 コンクリート2

 前回あっさり書いてしまったが、セメントと水が混ざって起こる「水和反応」によって、ペースト状のものが硬化する。ペースト状のときに好きな形にできる点が、この材料の最も特徴的な性質である。
 セメントが硬化するときには、化学反応によって熱が出る。コンクリートを流し入れた型枠に、数時間後に触れると温かいのがわかるだろう。
 一般の人がよく誤解しているのは、「水が蒸発して固まる」と考えていることだ。これは大間違い。固まるためには水が必要であり、途中で乾燥させると硬化が不充分になり、結果として強度が出ない。
 固まり始めたら、水に浸けてしまっても、溶けて元に戻ったりはしない。練る段階で水を増すと、前回書いたように水とセメントの比率が変わってしまい、強度が低くなる。しかし、一度練って型枠の中へ流し込んでしまったら、もう水を上からかけても混ざることはないので、たとえば、コンクリートの工事が終わったあとは、雨が降っても全然かまわない。むしろ雨が降った方が都合が良い。硬化する途中においても水が必要だから、常に湿潤である方が健全なコンクリートになる。できることなら、型枠を外したあとも、毎日水をかけてやると良い(強度も高くなる)。
 極端な例だが、水中でコンクリート工事を行うことさえある(このときは、周囲の水にセメント分が拡散しないように、粘り気のあるコンクリートを使う)。
 コンクリートにいろいろなものを混ぜる研究が盛んに行われた時期がある。今でもチャレンジは続いている。一般に、糖分を混ぜると硬化が遅れる。だから、生コンの中にジュースなどを混ぜ入れると、コンクリートが所定の時間で固まらなくなる。また、アルミの粉末を混ぜると、固まる段階でみるみる膨張して、軽石のような気泡だらけのコンクリートができる。

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