2008年01月05日(土曜日)

【HR】 レディ・マドキャップ

 今日も晴天。日差しが軟らかい。庭の掃除をしているうちに躰が温まり、蒸気機関車を運転する決心をした。あれ? 昨日と同じだな。
 欠伸軽便鉄道弁天ヶ丘線(うちの庭園鉄道の名称)で、一番古いのがレディ・マドキャップ(Lady Madcap)という機関車。昨日から点検をしていたが、今日は満を持して登場。もうだいぶ古いものなのでガタがきているし、塗装も剥がれたりしているのだが、プロポーションが僕好みで、今のところ一番好きな機関車はこれ。

 石炭も快調に燃え、蒸気圧がすぐに上がった。あっけなく走り出し、絶好調である。もしかして、今までで一番調子が良かったかもしれない。寒い方が好調な装置が実際にある。この機関車のインジェクタという給水装置がそれだ。水温が低いとうまく作動する。夏は駄目である。この機関車はインジェクタを2機備えているけれど、夏は2つとも作動しないことがままある。そうなると火を落として運転を中止しなければならない。だから、片方のインジェクタをハンドポンプに交換して、いざというときは手動で給水できるよう改造する決意をした。ハンドポンプのパーツもイギリスから取り寄せた。そこで、2機あるインジェクタのうち調子が悪い方を見極めようと、今日の運転に臨んだのだが、なんと2機とも絶好調だ。困ったものである。インジェクタの調子が良ければ、ハンドポンプに交換する必要もなくなるのだが……。
 とにかく、とても楽しかった。音も良いし、この機関車は運転するのも一番面白い。実物はもの凄く小さい機関車で、これが4分の1くらいのスケールになる(実物はビートくらい小さい)。キャブは屋根がなくてオープンである。

 スバル氏と長女M氏は出かけていった。土曜日の人混みに行くなんて信じられない。パスカルと留守番。彼は玄関の近くで昼寝をしていた。
 今日の小説の仕事は、「銀河不動産」最終話のタイトルを決めたこと。明日から執筆予定。それから、バックアップ作業をした。仕事になると堅実である。夏に庭園鉄道の本を出すことになったので、写真を整理し始めた。
 アンプの配線作業も1時間ほどできた。もう少しで完成。ゆっくりやっている。暖かい日が続くと良いな。このまま春になったら良いな。しかし、そろそろ確定申告の準備をしなければ……(といって、この頃はほとんどスバル氏と税理士さんにお任せなのだが)。確定申告って、何を確定するのか、わかりにくいネーミングである。

【国語】 「自主」について

 「自主」というのは、「他人の保護や干渉を受けず、独立して行うこと」と辞書にある。「自立」や「独立」が状態を示しているのに対して、「自主」はなんらかの行動を伴うイメージだ。「自主的」となってもほぼ同じ意味である。「自主独立」と状態を強調することもあるし、また、行動することを強調して「自主独往」という言葉もある。反対語は何だろう、と考えてみたが、適当なものが思い浮かばなかった。「他力本願」とか「なりゆき」とか「強制的」だろうか。
 この時期、プロ野球の選手が「自主トレ」なるものをする。よく耳にする言葉だ。「自主トレーニング」のことである。ということは、普通のトレーニングは自主的ではない、ということになる。つまり、契約期間外に、チームとしての活動ではなく、個人の自主で行っているトレーニング、という意味らしい。仕事のためになることだからと、自費でパソコン教室に通うようなものだろうか(喩えが悪いぞ)。
 そもそも仕事というのは、自主的にしているものだ、と思う。違うかな。誰かに「お前はこの仕事が向いているから、これをしろ」と命令され、拒否権もないまま就職した人はいないはずだ。プロ野球の選手だってそうだと思う。だから、トレーニングも試合も、本当はすべてが自主的なのではないか、という意見もあることだろう。
 「まあ、断ることはできるけれど、無理に断って波風を立てたくないから、気は重いが参加するしかない」というようなものも、「自主的」のうちらしい、町内会の活動みたいに(喩えが悪いぞ)。解雇されたのと、自主的に辞職したのと、ほとんど区別がつかない場合も散見されるところだ。つまり、「追い込まれた自主」とか「ほかに選択肢がない自主」というものが世の中には多いため、このように意味の幅が生じるのであろうか。狭義の「自主」、すなわち本当の自主を勝ち取りたいものである。

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