2007年12月15日(土曜日)

【HR】 本当に考えたの?

 朝は天気が良かったけれど、午後は暗い空になった。北で雪が降っていそう。
 午前中は庭で落ち葉掃除をした。ゴミ袋6杯分を集めた。バキュームで吸い取る感覚が面白い。
 スバル氏がスーパへ行き、その間に僕はホームセンタで買いもの。今日は工具の消耗品ばかり。お昼にスバル氏が焼きそばを作ってくれた。
 工作室では信号機の塗装作業。機関庫のドアを付ける工事も少しだけ始めた。

 今日は、色鉛筆を出して、塗り絵の仕事をした。まだ案を練っている段階で、今日だけでは決められない。5種類のカラーリング案を作ったが、続きはまた今度。
 このまえ、雑誌のインタビューで、「タイトルをどうやって考えるのか?」と質問された。どうやって考えるのか、というようなことが言葉で「こんなふうです」と説明できるとはとても思えないが、「まあ、そうですね、3カ月くらいかけて、200や300の案を考えて、そこから絞り込みます」と答えたら、驚かれた。
 「考える」という言葉を非常に安易に使っている人が多いと思う。学生に「考えてきたか?」と尋ねると、「考えましたが、ちょっと良い案を思いつかなくて」と言う。「じゃあ、悪い案を幾つか見せなさい」と言うと、きょとんとした顔で、「いえ、悪い案も思いついていません」と言う。「考えましたが、まだ、ちょっとまとまらなくて」と言うから、「では、まとまらないものを見せて下さい」と言っても、たいてい見せてもらえない。
 こういうのは、僕の場合「考えた」とはいわないのである。
 「いろいろ考えてはいるんですけどね」と言い訳する人には、その「いろいろ考えたものを見せてくれ」と頼む。ところが、たいていは、せいぜいあっても1つしか案がない。1つの案しかないのに「いろいろ」なんて言うなよ、と思う。1つでは選べない。これでは何を考えていたのか、問いたくなる。

 「どうしても、思いどおりに小説が書けません。どうしたら、良いでしょうか?」と尋ねられることも少なくないのだが、そういうときは、「思いどおりに書けなかった小説を見せて下さい。何作くらいあるんですか?」ときき返す。1作も書けていない人が多い。1作も書いてないのに、どうして思いどおり書けないなんて言うのだろうか? 書いてから悩めば良いではないか。書けない書けないと悩む人がいるけれど、書けないなんてことはない、なにかは必ず書ける。幼稚園児だって書ける。100時間も1000時間も悩めば、必ず書けるだろう。5作くらい書けば、自分の才能が小説に向いているか向いていないか、多少はわかるのではないか。
 多くの人が言う「考えた」というのは、「考えようとした」のことらしい。同様に「悩んだ」も「悩もうとした」である。否、たとえ考えようとするだけでも、100時間くらい考えようとしていれば、なにかは実際に考えるだろうし、そして、考えれば、なにかは思いつくだろう。きっと具体的な案がいくつか出てくるはずだ。ほんの一瞬だけ考えようとしたくらいで「考えた」なんて言わないでほしい。
 沢山の具体案を考えることは、無駄なようでけっして無駄ではない。採用されなかった案が、その人の将来の持ち駒になるからだ。

【算数】 文字改変

 タイプライタには、数字の「1」を打つためのキーがない。それは、「L」の小文字の「l」を使うからだ。このように、必要がない文字というものがある。
 アルファベットの大文字の形をしたビスケットがあるが、このうち、作らなくても良い文字が2つある。それは「M」と「Z」である。否、人によっては、「C」もいらないと言うかもしれない。
 そのビスケットを並べて、子供たちは言葉を作るわけだが、文字の一部をかじってしまえば、別の文字にすることができるので、たとえば、「B」があれば、「P」や「R」を作り出すことができる。これを見越して、ビスケットのメーカは不要な文字を作るのをやめた。さて、いったい幾つまで文字を減らすことが可能だろうか(正解はないが、半分以下にはできるはず)。ただ、「A」をかじって「V」を作るのは至難の業である。
 ペンで名前を書いても、別の名前に変えられるものも多い。たとえば、「田口」は簡単に「町田」に変えられる。「山口」も「山田」や「田口」に変えられる。「林」も「森」に変えられる。数字では、「1」を「4」や「7」に変える偽装が容易いため、こうされないように「1」の最初の短い棒を下から長く書き、「7」は「ヌ」のように書くことが海外では多い。しかし、「0」を「6」や「9」に直される恐れはある。
 「油」という文字を「シ由」と書いたりする似非倍角漢字みたいな遊びもときどき見かける。「頭」を「豆頁」と書いたり、「知的」を「矢口白勺」と書いたりする。「I田E」や「ヨ田I」と書いて、「山田一」の縦書き表現もできる。

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