2007年12月12日(水曜日)

【HR】 機械のせいにする

 落ち葉も峠を越えて、今日は暖かい晴天。明日から少し寒くなるらしい。それにしても、あらゆるものが、いずれは峠を越えるのだろうか。
 「水柿君」最終話は手直しを50%。「スカイ・クロラ」関係で塗り絵(?)の仕事が来た。色鉛筆を出そう。
 FM東京の連載は、携帯電話(携帯端末というのかな)で確認をしないといけないが、僕は携帯をほとんど使っていないので、教えてもらいながらやっている。普段、携帯電話へはスバル氏以外からはかかってこないし、メールもスバル氏以外からは来ない(迷惑メールは来るけれど)。そもそも、携帯電話を僕は携帯していない。出かけるとき用のバッグに入ったままだ(たまにバッテリィ切れになる)。そういう使い方なのである。長いURLを携帯で入力したけれど、全然駄目だった。どこか打ち間違いがあるのだろう。しかたなく、パソコンにあるものを携帯へメールで送って、それを使った。ああ、ちゃんとURLが選択・クリックできるようになっているんだ、とわかる。

 歳を取ったからいうのではなく、若いときからそうなのだが、僕は、機械がうまく使えないと、必ず機械のせいにする。自分が悪いとは絶対に思わない。機械の使い方を間違えたときも、それは機械のデザインが間違っていると思う。パソコンのソフトでもそうだ。使いにくいものは、すべて僕のせいではない。このあたりが、エンジニアの基本的な姿勢だと自分では考えているし、エンジニアになる以前からもそう考えていた。そう考えていたからこそ、エンジニアになったのかもしれない。
 地震で家が崩壊したら、それは地震が悪いのではない、家の設計が悪いのだ。酒を飲んで車を運転するのは人間が悪いが、しかし、誰にでも運転できてしまう車にも問題がある。ただ、技術的に発展途上のものを使わざるをえない、という状況はあるだろう。機械の過渡的な機能不足は人間がカバーするしかない。それはいつか解消されるべきものだ。
 現在の携帯電話は、携帯性重視のために操作性が犠牲になっている。これは過渡的な問題だ。僕のガレージは、空間を有効に使うために、入口は全部ドアの高さが150cmになっている。背の低い僕でも屈まないと頭を打つ。これは、過渡的とはいいにくく、妥協だろうか。犠牲になる性能というものは、どうしてもあるということか。この場合は、頭を打ったからといって、設計が悪い、とはいえないかな。ぶつぶつ……。

 スバル氏が美容院へ行った。このまえ、新しく届いた「MLA」を読んだらしく、「私がこの頃美容院へよく行くのはね……」と理由を説明してくれた。「いや、理由が知りたくて書いたわけじゃないよ。話題として取り上げただけで」と弁解しておいた。

【理科】 金属の長所と短所

 工作でよく使う金属というと、僕の場合は、真鍮(黄銅)、鉄、ステンレス、アルミ、銅の5種類だと思う。このほかにもあるけれど、使う量が極めて少ない。ステンレスは鉄だが、いちおう分けてみた。
 鉄が一番安いし、加工も楽だけれど、とにかく錆びるから耐久性に問題がある。ステンレスは錆びないけれど、加工がかなり大変だ。アルミも錆びない。しかも、軽いし、加工も楽だ(溶接ができないが)。ただ、強度がないし、熱にも弱いという欠点がある。一番、バランスが取れているのが真鍮で、これは模型には多用される。加工もしやすいし、強度もまあまあ。値段がやや高いくらいか。銅は、軟らかいけれど、耐久性が高い。機関車のボイラなどは銅で作ることが多い。
 木材やプラスティックと比べると、金属は高強度で抜群の耐久性を有している。品質も安定している。昔から機械や構造に多く使われてきたわけである。
 ところで、金属ではどうしても作れない部分もある。まず、思いつくのは重量的な問題。金属は一般に重い。飛行機などでは、重さの割に強い(比強度という)材料が望まれる。金属の中ではアルミの合金が多いし、この頃は複合材料(グラスファイバなど)が多用されつつある。
 それ以上に、金属では絶対にできないもの、というと、光を通す必要がある部分、つまり、透明でなければならない部分だ。これは、ガラスやプラスティックしか今のところない(かつては雲母なども使われたか)。それから、電気を通しては困る部分、つまり絶縁性が必要な場合である。金属並みに強度や耐久性があって、透明だったり、絶縁体だったりするものが、現代でも非常に限られている。

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