2007年11月30日(金曜日)
【HR】 解説について
久しぶりに良い天気になりそうだったので、早く目が覚めた。スバル氏よりも早い。パスカルが驚いていた。
庭で、機関庫の工事。午前中は屋根のベニヤ板を張り付けた。これが終わったところで、スバル氏と買いものへ。書店にまず寄って、雑誌を購入。それから、電気店へ行き、スバル氏が大きなホットプレートを購入。今までのものが少し小さかったからだ。僕は、ポータブルのTVを買おうかと思って見た。1万円ちょっとだ。でも、なんだかもったいないので買わず。デジカメも見た。スバル氏が「デジカメは経費だから買いなよ」とおっしゃったけれど、このまえ5000円もするバッテリィを買い替えたところなので、やっぱりもったいない。おもちゃなら、どんなに高くても、どんなに使わないものでも買ってしまうのに、不思議だ。
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食料品を買っているうちに、新しいホットプレートでお好み焼きを作ることで合意し、帰宅してすぐに作って食べた。モダン焼きだった。美味しかった。
お腹がいっぱいになったので、午後はペンキ塗りをした。新聞紙を敷いて、工事中の機関庫のフレームを白、屋根をオレンジ色に塗った。水性塗料なので匂わない。今日は下塗りで、本塗りはまた明日。完全に出来上がってからまとめて塗ろうとすると、塗れない場所があるので、途中だけど一度塗った。
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文庫には、何故か解説というものがある。作品について解説したものだが、何故か、作者が生きているのに、本人ではない人が解説をするのである。僕は、本を読んだあとに解説を読むが、小説ファンの中には、解説をさきに読む人がいるらしい。わざわざ本の後ろにあるものをさきに読むなんて、とは思うけれど、ミステリィだったら、まず最後の数ページを読むという人もわりと多いから、それに比べればましか。もちろん自由である。
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解説には、作品の技術的なことや、作品ができた背景、あるいは作者の人となりなどを、あまり書かない方が僕は良いと思う。それよりも、その作品を読んで感じたこと、つまり感想文を読みたい。今自分は読んだばかりだけれど、人はどう感じただろう? この作品を読んだ人と語りたい、という気持ちが一番強いときだからだ。ここが面白かったね、あそこはどんな意味なんだろうか、といった話が聞きたいのである。
小説を書く人や、本を作る人、あるいは書評家などは、専門家すぎるので、いわゆる本当の解説的文章を書いてしまう。技術論になりがちだ。すると、それまでフィクションの世界に浸ってきた読者は、解説を読んで「これは作りものなのだぞ」と説き伏せられ、大いに幻滅を感じることになる。小説マニアには受けるかもしれないけれど、大半の読者はそういった解説を望んでいない、と僕は考えている。このため、これまでは、できるかぎり書評家や作家の解説を避けてきたし、また、「四季」のときは、読者から感想文を募集する企画も行った。僕のところへ来ている1冊当たり2000通以上の「四季」の感想メールによれば、7割以上にはこの企画が好評であったので、ほぼ僕の観測は正しかったと分析している(想像どおり、一部のミステリィマニアには不評だったが)。
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編集部は、本を数ヶ月まえから作り始めるから、そんな短期間で解説を書いてくれる人は、それを仕事にしている書評家や既読の作家くらいだ。別の分野の方に解説を頼む場合には、せめて半年まえに依頼し、時間を取って本を読んでもらう必要がある。僕の場合、解説をお願いし、その人のスケジュールに合わせて本の発行を遅らせたことが過去に4度ある。解説者のスケジュールで出版予定を変えるなど、編集部には異例のことだったかもしれないけれど、これはごく当然で当たり前のことだと僕は考えている。
以上のことを書くのは、たぶん3度めだ。担当編集者が交代するたびに、同じことを話さなければならない。こういった細かい引き継ぎは行われないようだ。だから、ときどき書いておくことにしている。ここを読みなさい、と言えて便利だから。
【理科】 ワット
オームの法則(電圧=電流×抵抗)については、2006年3/19に書いた。電気的な工作をするとき、これがすべての基本となる。また、ワットとは、電圧×電流で求められる仕事量だが、たとえば、コンセントの電圧は100Vでほぼ一定だとすると、ワットの違いは、つまりその機器に流れる電流の違いということになる。電流が違うのは、その機器それぞれの抵抗によるためで、オームの法則でいうと、電流=電圧/抵抗で求められる分の電気が流れる。つまり、ワット=電圧×電流=電圧×(電圧/抵抗)=電圧2/抵抗となる。
これはつまり、電圧が一定ならば、抵抗が小さいものの方がワットが大きいことを示している。たとえば、電気コンロのニクロム線を半分に切って短くすると、ワットは2倍になる。感覚的には、ニクロム線の長さを倍にした方がワットが2倍になりそうな気がするけれど、そうではなく逆である。
コンセントに長い延長コードをつなぎ、その先に使いたい電化製品をつなぐと、延長コードの分だけ抵抗が増すので、全体としてワットは小さくなり、つまり節電になる。延長コードは無駄に発熱するし、つないだ電化製品は所定より低い電圧しかかからず働きが悪くなるけれど、とにかく全体としては電気の消費量は小さくなる。短くて太いコードを使うと電気が流れやすくなって得をした気分になるけれど、抵抗が下がって電気は余分に流れ、つまり僅かだが消費電量は多くなるから、節約どころか電気代が増える方向となる。