2007年10月20日(土曜日)

【HR】 オビはいらない

 土曜日は北風が吹いて一気に寒くなる、という予報だったが、そのとおり、ぽかぽかの快晴となった。庭で作業をしていると、午前中に上着を一枚脱ぎ、午後になったらシャツも脱いで、Tシャツでいられるほどになった。北風とお日様が賭をしたのではないか。

 「スカイ・イクリプス」第4話は推敲して脱稿。この作品はあと4作。ちょうど半分だ。カバーなどのチェックを幾つか。「工作少年の日々」文庫版の初校が届いた。これは1月刊。もうそろそろ来年の本の仕事が多数になる。
 「クレィドゥ・ザ・スカイ」ノベルス版の見本が届いた。鶴田謙二氏、会心のカバーと、そして折込のイラスト。最後は予定どおり仕上げてもらえた。感謝。これで、ノベルス版も5冊出揃った。文庫版は、1カ月後に4冊め「フラッタ・リンツ・ライフ」が出る。

 繰り返し書いていることだが、日本のブックデザインの元凶は、オビである。オビなんかやめたら良いのにと僕は思う。少なくとも、僕はオビをすぐにゴミ箱に捨てる。本を開くときに邪魔だし、書いてあることは余分な情報ばかりだし、表紙が見えないし、良いことが一つもない。自分の本でも、可能ならばオビはなくしたい。編集者にもそう言い続けてきたが、願いは滅多に叶わない。オビがないと「売れない」と彼らは恐れているのだ。
 僕は文庫を買うことが多い。新刊を買うようなことはまずないので、オビがない本がほとんど。すると、カバーの下が間抜けにスペースがあいている馬鹿なカバーデザインの本が多数だ。デザイナはきっとこのジレンマに苦しんでいるだろう。編集者は、文字しか目に入らない活字人間だから、あまり気にしていない。営業の人はオビの「フェア」の文句しか見ていないし、オビで本が売れると信じている。もし、オビで本が売れているのが本当なら、「作者は怒れよ」と思う。
 まあ、嫌なら外せば良いものだから、我慢している。けれど、オビのために余分に費用と労力がかかるし、カバーデザインが駄目になるのは、本当に気持ちが悪い。しかし、本は読者のものだから、読者がこれで良いというなら、しかたがないかと思う。これ以上主張しない。
 だいたい、タイトルの文字で、イラストが部分的に隠れて見えなくなることが、僕はもう嫌だ。

 今日は、庭でモルタルを練って、レンガ並べを2時間ほどした。セメントのアルカリで手がかさかさしていたが、もう3日めなので、慣れてきて、手が普通の状態に戻った。
 庭で大きくなる雑草が1本あって、垂直にぐんぐん伸び、たちまち2m50cmほどまで伸びた。あまりに見事な成長なので、そのままにしておいたが、昨日の雨で倒れてしまった。しかたがないので根本から切った。花も咲かせなかった。
 スバル氏と書店へ行き、雑誌を何冊か購入。明日お客様があるので食料品も買い出し。この頃は、クロテッド・クリームのブームは去って、現在これといって凝っていない。スバル氏が塩煎餅を食べているくらいだ。

 靴下左右色違いに関してメールを50通ほどいただいた。よしもとばななさんからも写真添付で「あるのだ」というメールをいただいた。ネクタイとスーツでも、そういう靴下が履ける社会になってほしい(願望)。

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