2007年09月01日(土曜日)

【国語】 べつにどちらでも良いことを

 「特に」「別に」「既に」のなかで、最近、「べつに」だけを平仮名で書くことにした。これは、会話などでよく使われる「べつに、どうってことないよ」「べつに、いいんじゃない」という場合の「べつに」に限る。「出口は別にある」という場合は漢字だ。明らかに、前者の「べつに」と後者の「別に」が意味が異なっていて、英語の「other」の意味がある場合は「別」という漢字を使おう、という方針である。
 このように、僕は、意味によって平仮名と漢字で表記を使い分けているものが多い。最近どんどん増えている。
 「間違った答」は漢字だが、「ここにまちがいない」は平仮名。「何をもらったの?」は漢字だが、「なにかもらったの?」は平仮名。「何でそうなるの?」は漢字だが、「なんでもそうなるの?」は平仮名。「貴方に従う」は漢字だが、「したがって、こうなります」は平仮名。「確かな答」は漢字だが、「たしか、こうだった」は平仮名。
 「特に」と「既に」は、この頃では平仮名で書くことが多いように思うけれど、僕は今のところ漢字を使っている。これは、学術論文の影響かも。意味としてはすべて同じなので、平仮名表記はしていない。でも、会話に現れる、「とくに、どっちでも」みたいな使い方は、「べつに」とほぼ同じであって、微妙だとは感じている。「既に」も、読めない人が多いから、どうしようかな、と迷うこともしばしば。接続詞は平仮名にするという大きなルールとの兼ね合いもある。
 とにかく、漢字か平仮名か、という表記の問題は、10年以上小説を書いてきて、未だに統一したルールを決められない、という場合が多く、結局は、個々に判断すべきものなのかもしれない。ただ、デビューした頃に比べると、どんどん平仮名表記が増えてはいる。漢字で書くようになったものは僅かだ。
 どちらでも良い。ただ、ルールを決めないと面倒だ、というだけの話。

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