2007年08月12日(日曜日)
【理科】 火薬と爆薬
花火を見ながら、映画監督樋口氏とおしゃべりをしていたとき、「映画では爆弾が使えない。使えるのは花火だけです」とおっしゃっていた。たしかに、映画に登場する爆発シーン(西部警察なんかを連想するけれど)は、火炎が上がりすぎる。爆発はもっと燃焼が速いし、あっという間になにも見えなくなってしまうだろう。
火薬と爆薬は、爆発の速度が違う。たしか、音速よりも速いものが爆薬だ、と聞いたことがある。ガソリンに火をつけるのは、単なる燃焼であって爆発ではない。火薬は主に、銃や大砲など、ものを押し出す力を得るために用いられるし、爆薬はもっと瞬発的で、ダイナマイトのようにものを破壊する目的で利用される。ちなみに、このダイナマイトは19世紀にノーベルが発明した(ノーベル賞は、彼の設立した基金によるもの)。
花火に火をつけた状態で、たとえば水の中に入れて空気を遮断しても、火は燃え続ける。子供の頃にロケッティという科学玩具があったが、これも火をつけると水の中でも推進した。これらは、自己反応性と呼ばれるもので、酸素の供給を必要としない。だから、火薬、爆薬に引火した場合、普通の消火器(酸素を遮断する方式)では消すことができない(というか、引火したらもう一瞬で終わってしまうが)。