2007年08月04日(土曜日)

【社会】 一般人の戦争

 ケーブルTVのドキュメンタリィのタイトルに、「兵士たちの戦争」というのがあった。普通、戦争に関係ない者に対して、たとえば、「女性たちの戦争」とか「農民たちの戦争」などのようにタイトルをつけるのが普通だから、びっくりした。つまり、戦争は兵士たちのものではなく、政治家がするものであって、兵士はそれに巻き込まれているだけだ、兵士は軍人ではない、という意味なのだろうか。
 一般人を人質に取るような行為に対して、世界中から非難がある。もちろん、酷いことだと思う。ただ、感じるのは、「いつから、戦争は一般人と切り離されたのだろう?」ということ。
 第二次大戦の頃には、少なくともこんな感覚はなかったと思われる。アメリカは、日本に爆弾を落したが、明らかに一般人を狙った作戦だった。攻撃目標には、軍事施設だけではなく、住宅密集地や学校などが選ばれた。原爆を落したのだって、同じである。つまり、この当時には、一般人の殺戮も含めて、相手にダメージを与えることが戦争だった。
 それが、いつの間にか、戦争は武装した者どうしだけが戦うものであって、一般人を巻き込んではいけない、というルールが成立したようだ。でも、そんなルール、それこそ戦争になったらふっとんでしまうのではないか。
 それだから、「一般市民が巻き込まれた」という報道を聞くたびに、「一般人を巻き込まない綺麗で理想的な戦争をイメージしている人たちがいるのだろうか?」と考えてしまう。

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