2007年07月06日(金曜日)
【算数】 読める記号・読めない記号
数学の記号の中には、読み方がないものがけっこうある。たとえば、マトリクス(行列)のときに使う[]の括弧なんか、読めない。「かっこ」と読めば良いのか。「=」は「イコール」だけれど、日本では普通単に「は」と読まれる。この記号だけで出されると、どう読むのか迷うところだ。同じく「≠」や「≒」も、単独では難しい。さらに「>」は、「大なり」と読むことが多いが、完全に統一されているのだろうか。「+」は「たす」とも「プラス」とも読むけれど、「±」は「たしひき」とはあまり読まれない。面白いところでは「∴」の「ゆえに」とか、「∵」の「なぜならば」などがある。僕が使っているATOKでは、この読みでちゃんと変換した。
「!」は、「の階乗」と読む。4!=4×3×2×1=24である。だから、たとえば、小説でこんなシーンを書くと……、
「おい、早くカードを引けよ」と奴は言った。
彼は自分の手を見る。ハートの4、クラブの4、ダイヤの4、そしてジョーカとキング。
ここはキングを捨てて、スペードの4を引いて、ファイブカードを狙うか。
彼は、カードの山へ手を伸ばす。そして、1枚を引いた。
来い!
来た。スペードの4!
これを「4の階乗」と誤読されると、読者にも作者にも、かなりダメージがあると思う。