2007年07月03日(火曜日)

【HR】 書くのが大変なもの

 朝は雨。昼頃には晴れた。少し蒸し暑い。
 ゴミ出しの日なので早めに起きた。朝、雷が鳴って、パスカルが吠えたおかげで起きることができた。
 産経新聞のためにエッセィ4回分、5200文字をまとめて書いた。推敲は後日。鉄道模型に関する文章である。小説に比べると格段に書くのが大変だ。何故かという考察は後述。先週受けたインタビューだが、読売新聞の7/8(日)の朝刊に掲載されるという連絡があった。

 お昼頃に、スバル氏とホームセンタとスーパへ。今日は、食料品売り場で「無添加のふりかけ」というのを見つけた。どうも引っかかるが、まあ書かないでおこう(笑う人は笑いたまえ)。
 ガレージでペンキ塗りをしたり、機関車をいじったりした。やりたいことができてまあまあ嬉しい。体調が良いせいだと思う。先週から作っているターンテーブルがだいたい完成した。

 さて、書くのが大変なのはどんなものか、という話題。
 小説の場合、僕はミステリィが最も楽に書ける。ミステリィでないものを最近増やしているが、ようやくそういうものが書けるようになったからだ。これまでのシリーズでいうと、水柿君シリーズやスカイ・クロラシリーズが、書くのが大変な部類になる。
 エッセィは基本的に小説よりも(同じ文字数で比較したら)書くのが大変だ。また、エッセィの中でも、建築や模型のように自分の専門分野に近いものほど書きにくい。これは、労力や時間がかかる、気を遣う、という意味であって、書きたいか書きたくないか、楽しいか楽しくないか、という評価ではないので誤解のないように。基本的に、文章のほとんどはビジネスとして書いているので、書きたい書きたくない、という感情は僕の場合あまり生じない。
 鉄道模型に関する文を鉄道模型マニアのためだけに書くのならば、まだ多少は楽かもしれない。読者が限定される場合ほど、書きやすい。たとえば、ミステリィはミステリィが好きな読者が読むから、その分少し楽である。小説も、小説を読もうと自分のお金を出すほど前向きで好意的な人が読むわけだから、多少は甘えることができるだろう。たとえば、書き出しが少々つまらなくても、きっと後ろになにかある、と少しは我慢してもらえるかもしれない。これが、新聞などに掲載される文章になると、一般の人が、それこそ通りすがりで読むので、大変気を遣う。だから労力がかかる、というような結果になる。

 それから、自分がよく知っている領域ほど書きにくい。いくら書いても、「違うな」「わかってもらえないな」という気持ちになってしまう。しかし、そもそも文章を書いていて、「そう、このとおりだ」「これでわかってもらえるぞ」なんて感じることはまずない。だから、書けば書くだけ欲求不満になる。書くほど気持ちが悪くなる。これはしかたがない。ビジネスというのは、自分の不満とお金を交換する行為なのだから。
 書くことによって自分の欲求が解消されると思っている人がいたら、その人はたぶん書くことの職人にはなれない。ただし、書くことの芸術家にはなれるかもしれない。そちら方面のことは僕にはわからない。いずれの場合も、自分以外に価値を見出す理解者がいれば成立はするだろう。

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