2007年05月15日(火曜日)
【国語】 漢字の読み
ルビについては、2006年の7/22に書いた。漢字の読み方は、難しいものだ。文章を沢山読んでいれば、そのうち覚えるものだけれど、だんだん忘れていく分もある。文章の中にあれば、なんとなく読めてしまうことが多いが、その漢字だけ出されると読めない、という場合も多いだろう。僕は、小説を書くときには、原稿にルビはない。ワープロが漢字にするので、あとで自分の書いたものが読めないこともある。
ゲラが来ると、校閲部がルビをつけてくる。校閲の入れたルビを僕が消すこともあるし、また、逆に、僕が読みにくいと判断したものは、ルビを追加する(こちらの方が多い)。基本的に、初出のときだけルビをふるわけだが、最初の1回で覚えられるものか、と不安になる。200ページも離れていたら、もう一度ルビをふってあげた方が良い、と思うこともしばしば(そう思ってふることもある)。
「頷(うなず)く」「掴(つか)む」「囁(ささや)く」は、たいていルビをふるが、まあまあ読める方だろう。しかし、「跨(またが)る」「跪(ひざまず)く」「魘(うな)される」くらいになると、読めない人が多い。
また、漢字によっては、ルビがないかぎり、どちらの読みかわからないものも多い。たとえば、「辛い」は、「つらい」と「からい」の読みがあるものの、これくらい意味が違うと、なくても前後から判断できるだろう。しかし、「歪む」を「ゆがむ」と読むか「ひずむ」と読むのかは、書かないかぎりわからない。意味が近いからだ。
熟語のときは、難しい漢字だけでなく、熟語全体にルビをふるのが一般的らしい。また、動詞で「剥がれ落ちる」のようなときは、「は」にも「お」にもルビをつけるようにしている。こういったルールも自分で決めていること。
それよりも「森博嗣」にルビがいるだろう。沢山の人が「ひろつぐ」と読んでいるのでは?