2007年05月08日(火曜日)

【HR】 中古品の著作権

 近頃、少し早めに起きるようにしている。朝が気持ちが良いから。
 今日は、段ボールを壊してまずゴミを出した。庭掃除もした。芝にスパイクも。雑草取りも。柚の樹がようやく新しい枝を出し始めた。まだ蚊はいない。例年ならもう飛んでいる頃だが。池にいる奴らのおかげだろうか。

 旅行で少し予定が遅れた感じがするので、午前中はずっと小説の仕事をした。「ZOKUDAM」のゲラは80%まで。「もえない」最終回を1000文字書いた。「日経パソコン」第40回のゲラ校正。「MLA6」のカバーとオビのチェック。「クレィドゥ〜」のカバー写真も見せてもらった。

 先日、再発行した漫画「黒猫の三角」(皇なつき画)だが、アマゾンで在庫切れになり、「もう売り切れですか?」というメールを数通いただいた。調べてみたら、カバーの画像も出ていない。幻冬舎コミックスのI藤氏に問い合わせたところ、数日のうちにまた補充されるはず、とのことだった。また、画像については、アマゾンが中古販売を並列して行っているためにデータを渡さない、とのこと。これは、なかなか立派な姿勢だと思われる。
 アマゾンで購入するときも、うっかり中古品を買ってしまいそうになる。非常に紛らわしい表示だと僕も感じていた。たとえば、書店で新刊のすぐ横に中古品が置かれていたら、それはやはり問題になるのではないか。中古品の値段が同列で表示されるのも、発行元にしてみれば気持ちの良いものではないはず。
 中古販売自体は、僕はそれほど問題だとは考えていない。どんなものにも中古品市場はある。販売してはいけない、という道理はないだろう。それでも、「著作権」というものがあるわけで、たとえば、ただで譲ってもらったから、あるいは拾ったから、という理由で破格で売ることは、どうも変な気がする。中古品でも売るときには、コンテンツに対する著作権料を支払うのが道理ではないだろうか。図書館などで、貸し出す場合も例外とは思えない。

 よく、韓国や中国に対して、著作権の考えが浸透していない、と非難することがあるけれど、日本も相当にこの意識は低い。つい最近まで、パソコンのソフトなんかコピィし放題だったではないか。職場でソフトをコピィするようなことがあれば、解雇あるいは懲戒免職くらいの措置がいずれ一般的になるだろう。
 図書館や古本屋については、新刊の場合には発行後1年間ほどは閲覧や販売ができない、というルールに、近い将来は向かうのではないか。傍から見ていると、そんなところが、とりあえずの落としどころに思われる。
 ただし、僕自身はまったく気にならない。自分の本が中古で売られようが、図書館でただで読まれようが、まったく気にならない(図書館よりは、中古販売の方が少しましか)。たとえば、「もう森博嗣なんか金輪際読むものか!」と本を山積みにして燃やされたとしたら、そちらの方が、古本屋や図書館よりは、多少良い状態かな、とは正直思うけれど……。

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