2007年03月23日(金曜日)
【国語】 「幼少」と「人」
幼少とは、幼い、という意味である。辞書によれば、平家物語が引用されていた。「幼少より」とか、「幼少のみぎり」などと使う。「みぎり」というのは、「頃」と同じだ。
僕は、この言葉には、尊敬の念が含まれるものと感じている。これは、僕の解釈が間違っているのかもしれない。しかし、ずっとそうなのだ。おそらく、かつてはこの言葉を耳にしたり、目にしたりする場合、例外なく、それは歴史的人物、あるいは伝記になるような人物が、子供だった頃を示す単語だったからだと思う。
だからこの頃、人が自分自身に対してこの言葉を使っていると、非常に抵抗を感じる。他人に対して使うのは良い。「彼が幼少の頃は〜」とか、「貴方の幼少の頃は〜」は、普通に聞こえる。しかし、「私が幼少の頃〜」と言われると、どうしてもイメージが悪い。同様に、自分の家族に対しても、この言葉は、僕は使えない。
これは、「人」にもいえる。「人」には、尊敬の気持ちが込められているから、「僕は、こういう人なんです」と自分に対して使うのは、真面目な席ではちょっと恥ずかしい(冗談としてならば僕も使うが)。
どうなのだろう。僕が一方的に間違っているのだろうか?
地方によって違うのかもしれない。少なくとも僕が調べたかぎりでは、明らかな間違いである、という証拠は見つからなかった。でも、変だな、と思っている人はわりといるようである。いずれにしても、圧倒的少数のようだ。