2007年02月23日(金曜日)

【HR】 ネタバレについて

 今日もパスカルのために早起き。雨が降っていたが、ちょうど小降りだったので少しだけ連れて出た。昨日のうちに準備をした燃えるゴミも出せた。10時頃に、壁材のボードを大きなトラックが運んできた。ちょうど同時に注文していたアンプの部品も届き、クロネコの人が「これ、重いですよ。気をつけて下さい」と言って玄関まで運んでくれた。いつもは、ゲートで受け取るのだが、僕ではとても運べない重量だった。

 工事は11時くらいから始まった。今日はトイレの中にある戸棚の引き戸を建具屋さんが据え付けにきた。設計士さんも見にきた。お昼過ぎにこれは終了。
 昨日直した水洗タンクの調子は良い。もっと直すところがないか、と家中を探したくなる。アマゾンで、「魅惑の水道工事」なんて本を探して買ってしまいそうだ。気をつけないと。
 5台めのアンプを作り始めているが、部品がまだ一部ない。あちこち探したら、オークションで発見。すぐに落札した。この頃、こういうことがとても多い。お店よりもオークションの方が品揃えが良いなんてはずはないけれど、たぶん、コンビニみたいに、必要そうなものが出展される、という傾向はあるかもしれない。
 「イナイ〜」の手直しは45%まで。順調に進んでいる。

 既に何度も方々で書いていることだけれど、メールでも、「どこまでネタバレなのか?」「ネタバレについてどう思うか?」というようなことを尋ねられる機会が多い。まとめて書いておく。端的に書くので、多少表現が極端になるが、そこは緩やかに受け取ってもらいたい。
1)作品の内容について、読まなければわからない事柄を書くことは、すべてネタバレである。犯人が誰か、どんなトリックか、以外にも、誰が登場するか、登場しないか、最後にどんでん返しがある、最後に感動シーンがある、最後で突き放される、などなど、なにを書いても、全部ネタバレである。ただし例外は、作者自身が(予告などで)書くもの。作者が書いたものは、なにものもネタバレではない。
2)読者の一部(推定1割ほど)は、ネタを知りたくない。しかし、大多数(推定9割)はネタバレを望んでいる。ネタバレを読みたい。だから、「ネタバレがあるので未読者は注意を」と警告しても、未読者の9割の人はそれを読む。そしてこれは、作者(あるいは出版社)に対する妨害(あるいは少なくとも失礼な)行為である。
3)ネタバレは、ミステリィだけに限ったものではないが、他ジャンルでは、ネタバレを望まない読者の割合がさらに少なくなるだけである(推定3%程度か。ちなみに僕はここに含まれる)。
4)現在のインターネットは、参加者も増加し、ネタバレという概念さえ知らない人が沢山いる。どうせ誰も読まないと思って書いているのだろう、とも思えるが、検索すれば、目につく機会はある。情報が分散しているため、大きな影響はないように考えられるけれど、インターネットの普及と、ミステリィブームの衰退が、時期的に完全に一致しているのは非常に興味深いところだ。ネタバレを嫌う作品、1割の読者が愛してやまない作品は、ネットワークによって潰される危険性を最初から抱えていた、といえる。
5)さて、以上を踏まえて、個人的には、ネタバレによって作品の本質的な価値が低下するとは、少なくとも僕は考えていない。ただ、絶対に嫌だという(1割の)読者は、他人の声・批評を一切聞かない、といった防衛をするしかない(当然、読者としての僕はそうしている)。
 小説を読んで、僕は何度かびっくりした。知らずに読んで良かったな、とつくづく感じた。「これはミステリィだ」「これはミステリィではない」と書くことが、既に最大のネタバレであり、結局、「ミステリィ」という言葉自体が、ミステリィにとって最大の障害あるいは抑制であることはまちがいない。

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