2007年02月23日(金曜日)

【理科】 トランス

 交流の電圧を変換する装置のこと(ほかの目的のものもあるが)。同じ鉄芯にコイルが複数巻きつけられている。1つのコイルに、たとえば100V(ボルト)の交流を流すと、別のコイルで、その巻き数に応じて、欲しい電圧を取り出すことができる。電線としては繋がっていないが、電気が一度磁気に変わり、またそれを電気として取り出すわけだ。
 ラジカセの電源など、コンセントの近くに黒くて重い固まりがあるものがある。あそこで電圧を12Vや6Vに下げるトランスが入っている。鉄芯の量が多いほど電力が確保できるので、トランスはとても重い部品である。かつては、小型軽量化の泣きどころだった(だから、機械の外に出して、見かけ上軽く見せていたわけである)。
 この頃では、トランスを使わない電圧変換回路が登場したので、電源部が非常に軽くなった。発熱も少なくなった。これは簡単にいうと、電気を切ったり入れたりを繰り返すスイッチングを素早く行って、電圧をコントロールする回路である。コンセントに差す部分が軽くて小さいものは、これである。
 電信柱にも高いところにトランスが載っているものがある。あそこで、電圧を100Vに落としてから、家庭へ導いている。
 交流が便利なのは、トランスによって電圧が変えられるからだ。直流ではこれができない。ちなみに、トランスによって、入力よりも高い電圧も簡単に取り出せるけれど、その分、流れる電流が減って、トータルの電力は変わらない(実際には、熱などで損失する分だけ電力は低下する)
 トランスは、transformerの略。意識朦朧となるのはtrance状態。頭の中で磁場が揺れ動いているのではない。

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