2007年02月15日(木曜日)
【理科】 感電
今の子供の周りには、豆電球やモータといったものがあるだろうか?
僕が小さいときには、それらが普通にあった。小学校で実験に使ったものだったり、子供の雑誌の付録だったり、あるいは文房具屋さんで買ってきたものだったり。男子に限ったことではない。女子も豆電球くらいは持っていた。
乾電池があっても、現在の子供たちは、おもちゃや器具にそれを入れる以外に使い道がない。乾電池の両側にリード線をつけて豆電球を光らせることは、電気というものに触れることに等しい。
最近のことだが、「そんなことをしたら感電しませんか?」と言う大人がいたので驚いた。人間が感じるのは30Vくらいから上である。たとえば、自動車のバッテリ(12V)の両極をショートさせると、激しく火花が散って、燃えだしたり爆発したり非常に危険だけれど、その両極を手で触っても感電はしない。素手に触ってもまったく安全だ。ドライバを持っている方が危ない。ドリルや電動ノコを使うときは軍手をしている方が危ない、というのと似ている。
中学のときだったか、友達とイオンクラフトを作って遊んだことがある。壊れたTVから高電圧を導いて飛ばした。危険な遊びなので、今の中学生は絶対にやらせてもらえないだろう。アルミホイルで作った10cmくらいの大きさのUFOに高電圧をかけると、放電によって空気が動き、その風でふわふわと浮かび上がるのである。ご存じの人は年輩者だけだろうか。
感電したことがない、という人は世の中にいないと思う。冬に自動車のドアを触ったときなどに起こる静電気は感電である。あの静電気の電圧はもの凄く高い(何千、何万Vにもなる)。経験から言わせてもらうと、感電はあれよりもっとじわっと来る。非常に嫌なものである(嫌で済めば良いが)。ただ、電池を10本直列にしても感電などしない。数ボルトなら、両極を一度に舌でなめると、ぴりっとくる程度だ。
モータと豆電球と電池くらいは、子供に与えた方が良いように思う。長いエナメル線があったら、もっと良い。感電はしないが「電気を感じる」ことはできるだろう。