2007年01月22日(月曜日)
【国語】 縦書き
学校の教科書は、国語だけが縦書きである。国語が縦書きなら、ほかの日本語で書かれた教科書が何故横書きになるのか。それは、横書きの方がわかりやすく読みやすい、という判断のためだろう。縦書きの文章は今や極めてマイナであり、日本人が読む文章の大半は横書きだ。(僕などは、99%は横書きである)。新聞が、何故横書きにしないのかは、かねてより何度も書いている疑問の1つである。今さら、変えられないのだろう。
ただ、フィクションに関しては、それが物語であるという意匠として、縦書きは許されるのかな、という気もする。逆手に取った感があるが、これだけマイナになったのだから、保護しても良いだろう。古来の文化が絶滅するのは惜しい、という気持ちである。でも、エッセィになると、もう横書きにした方が良いし、またノンフィクションのジャンルも断然横書きが良い。縦書きだと、全部作りもので嘘っぽく思えてしまう。
ちなみに、上下の関係も、新しいものが上なのか、それとも下なのか、で天下分け目の戦いになりそうだ。コンピュータ関連のものでは、新しいほど上に来る場合が多い。ブログもリストも多くはその順に並ぶ。でも、紙のメディアは逆である。
小学生に作文を書かせるときは、横書きにすべきか、あるいは、好みの方を選択させるべきだ。右利きだと鉛筆で書いた文字が手で汚れる。子供にとって縦書きはとても書きにくい手順だ、と思われる。
僕は、特に横書きに拘ってはいない。小説を書くときのエディタは縦書きで使っている。最終的に縦書きになるものは、最初から縦書きで書く、というのが自然だ。キーボードの並びや、仮名入力かローマ字入力かよりも、この視覚条件の方がずっと重要だと感じる。聞いたところでは、小説家の多くは、ワープロを使っていても横書きで書いている人が多いらしい。逆にそれはとても不思議だ。
最初に小説を書いたときは、万が一採用されたら当然横書きの本になると考えていたので、応募規定に「縦書き」が指定されていた賞や出版社へ送ることは敬遠した。僕が講談社へ送った原稿はもちろん(プリントアウトされた)横書きだった。「どうしてプリントアウトが必要なんだ?」という疑問も持ったけれど、当時の編集部はまだメールができる人さえごく少数だったのである。