2006年11月24日(金曜日)

【理科】 ステアリング

 自動車がカーブを曲がるためには、ステアリング(ハンドル)を回して、前輪を斜めに向ける。これによって、左右に進行方向を変えることができる。この方式は、比較的新しいものだ。
 馬車にはステアリングがないものが多い。馬が進む方向で左右に曲がる。荷車などは2輪のものが多く、人間や動物が前輪の役目をしていた。祭りのときに引き回す山車(だし)にもステアリングはない。
 自動車は今はほとんど4輪になった。これは動物が4本足だからだろうか。平面に安定して立つには、足は3本あれば良い。動物が4本足なのは、1本を別の目的に使える(たとえば、獲物を捕るとか)からか、それとも、1本を失っても大丈夫なようにだろうか。
 自動車も古くは3輪車が幾つかあった。この場合、後輪が1輪のものが多い。デファレンシャルギアを作らずにすむためだ。一方、前輪が1輪の3輪車は、ステアリングがバイクと同じで簡単な作りにできるメリットがある。
 さて、ステアリングは一般に前輪が角度を変える。しかし、この方式がすべてではない。たとえば、フォークリフトは後輪がステアリングで角度を変える。パワーショベルにもこの種のものがある。壁際へ寄れる、という理由だ。自動車も壁にぴったり寄せるためにはバックする必要がある。このほか、前輪も後輪も両方とも角度を変える車もある。
 ちなみに、ステア(steer)は、舵をとるの意。

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