2006年11月23日(木曜日)

【HR】 引き際の印象

 雨は降らないものの、一日中曇っていて寒々しい天気。
 午前中はゲラを読んだ。「η」を30%まで。ほとんど直すところがない。最初の頃に比べて、ゲラを早く見られるようになったのは、読むことに慣れたとか、迷わないからとかではなくて、単に最初から書くべきことを書けるようになった、ということだと思われる。これだけ書けば、少しくらいは最適化されるだろう。
 キッチンの工事のため、また、お風呂とトイレのリフォームのために、業者の人たちが6人来訪。キッチンについては図面も完成し、見積もりも出た。もうあとは本契約をするだけ。工事はしかし1月後半になる見込み。お風呂とトイレは、まずは現状の配管などいろいろ不可解な部分があるので、後日時間をかけて調査をしてもらうことになった。こちらも、工事はキッチンのあとになるか。

 保険とか、税金とか、そんな関係の手紙が、銀行や郵便局や役所から毎日のように届くが、とにかく何がいいたい書類なのかわかりにくい。これだけの金額を振り込みなさい、という書類もよく来るのだが、いったい何のためにそれを支払わなくてはいけないのか、細かい文字を読んでもよく理解できない。相当に頭の悪い人間が作文しているとしか思えない。基本的に、相手にわかってもらうおう、という態度ではなく、のちのち文句を言われないようにとか、わからなければ電話してこい、といった姿勢なのである。
 契約に漕ぎ着けるまでのプロセスでは、あの手この手でアピールし、素晴らしい親切さで説明するのだ。ようするに、すべての才能をここに集中させているわけである。いざ契約をしてしまうと、あとは担当者がぱっと入れ替わって、どこで何をすれば良いのか、変更手続きや解約はどうすれば良いのか、などなど、全然整備されていないし、担当者もやる気がなく、ぼんやりしている人ばかり。
 もう半年ほど住んでいない自宅で、ケーブルテレビを解約した。既にテレビもないし、見る人もいない。それでも、半年ほどは料金を払っていた(もちろん、テレビがある自宅の方へは即座にNHKが来て、口座振替の手続きも数年まえにした)。解約のため電話をすると、ケーブル局の人は普通に解約に応じたが、そのあとNHKも同時に解約になった。
 たぶん、いろいろ問題があったから過敏になっているのだろう。スバル氏が電話をしていたのだが、「もう、二度とテレビは見られなくなりますよ」と脅されたという。見たくなったらまた契約するだけのことではないか。二度と見られないとは何事か。スバル氏は、「なんで、そこまで言われなあかんの? 半年分も余分に払ってたんだよ。ありがとうございましたの一つくらい言えんもんか」と憤慨されていた。少なくとも、NHKのその担当者は、解約を阻止するのが役目であって、「ありがとうございました」と頭を下げる発想さえないだろう。昔の役所と同じである。

 先日、若い頃からずっと続けていた生命保険をすべて解約した。もう子供たちも独立し、僕が死んでも困ることはないからだ。この解約のときは、とても良い対応だった。僕もこれまで生活を守ってもらったことで感謝をしたし、保険会社の人も、これまでありがとうございました、と頭を下げた。これが、書くほどのことでもない、ごく普通の感覚だろう。
 いかなるものも、引き際は綺麗にしたいものである。

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